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付録
漁法のいろいろ
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サケ類
イラスト©鈴木勝久
標準和名
サケ
標準的な大きさ
58cm
サケ類は川で生まれ、海で大人へと成長した後、産卵のため再び生まれた川に戻ってくることで知られています。日本で漁獲される天然サケのほとんどはその名も「サケ」ですが、ロシアやアラスカなど北の海で漁獲されるベニザケ、カラフトマスなども輸入されています。近年、脂のりの良さから寿司や刺身で人気のサーモンは、タイセイヨウサケ(アトランティックサーモン)、ニジマス(サーモントラウト)、ギンザケなどの養殖サケで、その多くがチリ、ノルウェーなどから輸入されています。
天然
養殖
評価解説
子供にも大人気のサケ・サーモン
養殖にも様々な課題が
天然サケは、日本では主に定置網で漁獲されますが、アラスカやロシアなどでは刺し網や巻き網なども用いられます。これらの漁法はしばしば対象魚以外のイルカやウミガメなどの混獲が問題となっています。また近年、日本に戻ってくるサケの量は減少が続いていますが、原因はよくわかっていません。
一方、サケ養殖は、日本でも宮城県など全国各地で行われていますが、ノルウェーやチリが有名です。養殖技術の改良も進められていますが、排泄物や餌の食べ残しによる海洋汚染や、病害虫の管理に課題が残っています。
またチリでは、サーモン養殖業が急拡大したため、養殖業者と地域住民との間でトラブルが発生することもあり、社会的な問題も指摘されています。
世界の主な漁場
主な漁法
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養殖にも様々な課題が
一方、サケ養殖は、日本でも宮城県など全国各地で行われていますが、ノルウェーやチリが有名です。養殖技術の改良も進められていますが、排泄物や餌の食べ残しによる海洋汚染や、病害虫の管理に課題が残っています。
またチリでは、サーモン養殖業が急拡大したため、養殖業者と地域住民との間でトラブルが発生することもあり、社会的な問題も指摘されています。