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付録
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ウナギ類
イラスト©鈴木勝久
標準和名
ニホンウナギ
標準的な大きさ
40cm
日本で消費されるウナギ類は、ニホンウナギに加え、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ、ビカーラウナギなどです。それらの99%以上が養殖ものですが、すべて天然のシラスウナギ(稚魚)を使っています。日本で養殖されるウナギはニホンウナギで、西マリアナ海嶺で生まれた後、東アジアの川で成長、産卵のため海へ戻ります。日本でのウナギの消費は、夏の土用の丑の日に集中しており、そこに間に合わせるように、シラスウナギを池入れして、約半年~2年で育てます。
天然
養殖
評価解説
年に一度の「土用の丑の日」に
合わせた大量消費が大きく影響
シラスウナギ漁は、県の許可制によって管理されていますが、漁獲量のデータの精度は低く、適切に管理できているとはいえません。漁獲量は大幅な減少傾向にあるにもかかわらず、その需要が高いゆえ、「白いダイヤ」と呼ばれ高価格で取引されます。このため、密漁などのIUU漁業や密輸が横行しています。
養殖は昔ながらの池養殖から、成長を早めるために、水温管理や排水管理ができるビニールハウスや屋内施設での養殖が主流になっています。エサには魚粉にビタミンやミネラルを混ぜた配合飼料を用いますが、原料となる魚の原産地やサステナビリティの情報が少ないことが課題です。
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合わせた大量消費が大きく影響
養殖は昔ながらの池養殖から、成長を早めるために、水温管理や排水管理ができるビニールハウスや屋内施設での養殖が主流になっています。エサには魚粉にビタミンやミネラルを混ぜた配合飼料を用いますが、原料となる魚の原産地やサステナビリティの情報が少ないことが課題です。