©Gerald S. Cubitt/WWFjpg

イベント「飼育員さんだけが知ってるコツメカワウソのウラのカオ@上野動物園」10月7日(金)まで実施中!


2022年10月4日は世界動物の日です。

動物の保護や福祉を考えるこの記念日に、上野動物園と共催で、「飼育員さんだけが知ってるコツメカワウソのウラのカオ@上野動物園」を開始しました。

これは、8月から実施している「飼育員さんだけが知ってるあのペットのウラのカオ」キャンペーンでの連携をきっかけに、ペット利用に伴うさまざまなリスクについて、知っていただくためのイベントです。

イベントでは、まず上野動物園から、コツメカワウソのウラのカオを紹介。
コツメカワウソが心も身体も健康に暮らすためには、生魚など新鮮な食べ物が必要なこと。また、体を乾かせる陸地や、生きものが生息したりする自然環境に近い水場が欠かせないこと、などの説明がされました。

©WWF Japan
©WWF Japan

WWFジャパンからは、日本のペット需要によって、多くのコツメカワウソが密猟や密輸され、今なお、絶滅のおそれが高い状況にあることをお伝えしました。

©WWF Japan
©WWF Japan

こうした危機に晒されている野生動物は、コツメカワウソだけではありません。
また、ペット利用には、動物の生態や習性に配慮できず動物福祉を確保できないこと、遺棄や脱走といった不十分な管理による外来種化など、他のリスクもあります。

WWFジャパンでは、こうしたリスクが伴う野生動物のペット利用を見なおすキャンペーンを行っています。

#ペットにしても幸せにできない動物は飼わない。
WWFジャパンでは、この考えに賛同してくださる方にTwitter投稿を呼びかけています。
想いをシェアすることは、野生動物のペット利用に疑問を投げかけ、野生動物を守ることに繋がります。
また、Twitter投稿してくださった方を、野生動物を守る「応援団員」として認定。特典をプレゼントしています。
詳しくはキャンペーンサイトをご覧ください!

「飼育員さんだけが知ってるあのペットのウラのカオ」

イベントは10月7日(金)まで実施予定です。(参加無料&荒天中止)。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

©WWF Japan

イベント概要
期間:10月4日(火)~7日(金) 11:00~11:30頃 ※雨天決行・荒天中止
場所:上野動物園 クマたちの丘付近 
※雨天時は、「さるやまキッチン付近」になります。

この記事をシェアする

自然保護室(野生生物)、TRAFFIC
浅川 陽子

学士(法学)
大学卒業後は官公庁に勤務。JICAの青年海外協力隊としてインドネシアの国立公園で環境教育とコミュニティ開発に携わった後、2018年にWWFに入局。
ペットプロジェクトでは、規制強化を担当し、2021年からは消費者の意識変容に向けた取り組みにも着手。

動物好きな消費者が、野生動物を絶滅の危機にさらしてしまわないよう、あるべき野生動物との付き合い方、社会のルールとは何か、を日々勉強中。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP