© David Lawson / WWF-UK

世界カワウソの日、オンラインフォーラムのお知らせ!


皆さん、5月の最終水曜日は、何の日か知っていますか?
世界カワウソの日です。

そして、今年2021年5月26日(水)に、オンラインフォーラム~コツメカワウソはカワイイペット? コツメカワウソとどう付き合うの?~が開催されます。

SNSやテレビで「かわいい」ともてはやされ、人気を集めたコツメカワウソ。
日本や東南アジアで密輸事件が相次いで発覚し、2019年にはワシントン条約で国際取引が原則禁止になりました。

コツメカワウソ
©Gerald S. Cubitt / WWF

現在は、規制前に日本に輸入された個体とその個体から繁殖した個体のうち環境省の登録票を付与されたものだけが、例外的に取引可能となっています。

国際取引禁止が施行され、1年以上がたった今。
コツメカワウソの現状、飼育の問題について、政府、動物の専門家などが意見交換を行います。

WWFからも、コツメカワウソを含めたエキゾチックペットとの付き合い方について、お話しします。

開催日時:2021年5月26日(水)18時~20時30分 オンライン
参加費:¥1,000(視聴のみ) ¥1,500(視聴+カワウソ保全活動への寄付)
参加方法:事前申込制 5月25日12時まで

※本イベントの収益金は、日本アジアカワウソ保全協会のカワウソの保全活動・広報活動に利用されます。
※下記ウェブサイトの受付フォームから5月25日(火)12時までにお申込ください。
https://peatix.com/event/1909296

コツメカワウソに限らず、カメ、キツネ類やサル目などペット目的で輸入している日本。

インドホシガメもコツメカワウソ同様、絶滅のおそれが高まったとされ、2019年に国際取引が禁止となりました。<br>日本は最大の輸入国でした。<br>
© David Lawson / WWF-UK

インドホシガメもコツメカワウソ同様、絶滅のおそれが高まったとされ、2019年に国際取引が禁止となりました。
日本は最大の輸入国でした。

こうした動物の利用には、違法取引や感染症リスク、遺棄されることによる日本の生態系への影響などたくさんの問題が隠れています。

また、ペットで飼育するだけでなく、アニマルカフェでのふれあいや、SNSでの「かわいい」を強調した発信なども、問題を助長する危険性があります。

世界カワウソの日に、野生動物の適切な関わり方、考えてみませんか。

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自然保護室(野生生物)、TRAFFIC
浅川 陽子

学士(法学)
大学卒業後は官公庁に勤務。JICAの青年海外協力隊としてインドネシアの国立公園で環境教育とコミュニティ開発に携わった後、2018年にWWFに入局。
ペットプロジェクトでは、規制強化を担当し、2021年からは消費者の意識変容に向けた取り組みにも着手。

動物好きな消費者が、野生動物を絶滅の危機にさらしてしまわないよう、あるべき野生動物との付き合い方、社会のルールとは何か、を日々勉強中。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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