ペット関連企業で「野生動物のペット利用問題」の講義を実施!
2024/02/13
サルやフクロウ、
そして大きなトカゲまで…
近年、さまざまな野生動物が「ペット」としてメディアで紹介され、ペットショップでも販売されています。
しかし、こうした野生動物をペット目的で利用することは、
乱獲などによる種の絶滅のおそれを高めたり、密輸・密猟などの違法行為誘引する可能性が指摘されています。
さらに、本来その地域に生息していなかった動物が逃走や遺棄により野外に定着することで外来生物となったり、動物由来感染症への感染や、動物福祉を維持できないリスクを高めます。
では、野生動物のペット利用を取り巻く課題を解決するために
どうしたらよいのでしょうか?
その解決には、消費者の行動や社会の仕組みが変わるだけでなく、実際に「ペット」と関わるビジネスを行なう企業が持続可能な利用に向けアクションを起こすことが欠かせません。
このため、ペット関連企業で理解を深め、アクションにつなげてもらおうと、2024年1月にペット保険を提供するアニコム損害保険株式会社で講義を行ないました。
野生動物のペット利用の現状や課題、企業責任についてお話しし、オンラインも含め約40名の社員の方々に参加いただきました。
講義後には、多くの質問と共に今後の事業や取り組みに活かしていきたいという声も聞かれ、手ごたえを感じました。
今後も、動物に関わるさまざまな立場の方々と対話し、協力しながら、野生動物のペット利用の問題に取り組んでいきたいと思います(野生生物グループ・岡元)。