©Ghulam Rasool/PWP/WWF-Pakistan/ WWF Japan

保護活動へのエールをありがとうございました!


3月3日は「世界野生生物の日」。これを記念して、横浜市の野毛山動物園では毎年3月、イベント「動物たちのSOS展~守ろう生物多様性~」が開催されています。

私たちも長年、密輸や過剰な取引から希少な野生動植物を守る「ワシントン条約」についての解説パネルの展示やブースの出展など、さまざまな形でこれに参加。

今回で20回目の開催となる今年のイベントでは、WWFジャパンが、WWFインド、タンザニア、ブラジルの各オフィスとそれぞれ取り組んでいる、ユキヒョウ、アフリカゾウ、ジャガーの危機と保全について展示を行ないました。

© WWF Japan

WWFが取り組む、3種の動物の保全活動の展示。生息する国や生態はそれぞれ異なりますが、地域住民との「あつれき」や気候変動の影響など、共通した危機の要因も問題になっています。

特に力を入れたのは、現地のフィールドで活動するスタッフに、日本から送る応援メッセージの募集です。

各現場での調査・保全活動には、WWFジャパンを通じて日本から送られた寄付金が資金として活用されていますが、今回はそれだけでなく、応援の「声」も、ぜひ一緒に送りたいと、イベントを機に企画しました。

3月8日、9日の2日間に、ご来場くださった方々がお寄せくださったメッセージは、実に100件以上。

現地スタッフへの応援の言葉や、動物たちへの温かいお気持ちを、数多くお寄せいただきました。

© WWF Japan

皆さまからお寄せいただいたメッセージのボード。写真に撮影し、翻訳したものを現地に送る予定です。

自然保護に限らず、国際的な協力に支えられた活動は今、世界の各地で厳しい状況に置かれ始めています。

その逆風に負けることなく、日本からの支援と応援を、これからも皆さんとご一緒に届け、活動を推し進めていきたいと思います。

最後に、今回のイベントにご来場いただき、ご支援と、応援のメッセージをお寄せくださった皆さま、ありがとうございました!

© WWF Japan

活動について説明するWWFのスタッフ。ブースでもたくさんの方が熱心に耳を傾けていただきました。こちらの場で、3種の動物の保護活動を支援するスポンサーになってくださった方もいらっしゃいました。

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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