8月12日は「世界ゾウの日」!
2024/08/12
8月12日は「世界ゾウの日(World Elephant Day)」。
世界中の人たちが一緒になって、ゾウの保全を考える日です。
この日は2012年に、絶滅の危機にあるゾウに心を寄せる人たちによって制定され、毎年各地で保護のための呼びかけが行なわれています。
そんな8月12日の主役ともいうべきゾウですが、地球上でその名が知られるゾウは何種いるか、ご存知でしょうか?
答えは、175種以上!
もっとも、その ほとんどは化石や骨格が残っているだけの、絶滅してしまったゾウたちです。
一般にゾウと呼ばれる、長鼻目の野生動物が地球上に現れたのは、今から約5,800万年前の北アフリカだといわれています。
その後、種分化を繰り返しながら、南極とオーストラリアを除くすべての大陸に進出。
多くの種は、500万年ほど前に地球の気候変化によって絶滅してしまいましたが、その後も生き残り、1万年前まで生存していたマンモスのような種も知られています。
かつてはそんな隆盛を見せていた長鼻類ですが、今この世界で見ることができる野生のゾウは、2種のアフリカゾウ(サバンナゾウとマルミミゾウ)、そして1種のアジアゾウの計3種のみ。
しかもその全種が、絶滅の危機に瀕しています。
私たちが生きているこの現代という時代に、新しくゾウの絶滅種を人の手で増やすようなことは、絶対にしてはいけない。
今日の「世界ゾウの日」に、ゾウに思いを寄せる全ての人たちと、その決意を分かち合いながら、野生のゾウの未来を守る取り組みを、これからも支えていきたいと思います。
アフリカゾウの危機と、その保護活動を伝える動画ができました。WWFの活動を支える寄付制度「野生動物アドプト制度継続スポンサー」もご案内しています。ぜひSNSなどでお近くの方にご紹介ください。
https://www.wwf.or.jp/campaign/adopt/el/