横浜の高校でWWF香港の教育担当者による講演会
2020/01/27
C&M室の大倉です。
1月7日、横浜市立東高校でWWF香港の教育担当者による講演会が実施されました。
同校は今年度、WWFジャパンの紹介で香港の高校と国際交流を行なっていますが、香港側の担当者が訪れ、自然保護のことを話しました。
WWF香港のキティ・タン(Kitty Tang)は、渡り鳥の多数生息するマイポ湿地で環境教育に従事し、小中高校生や30歳以下のユース世代にも教育活動を行なっています。学校教員向けに研修会を開くこともある環境教育の専門家です。
東高校は、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進するユネスコスクールのひとつ。
ESDは環境、貧困、人権、平和、開発などのさまざまな課題を自らの問題として捉え、問題解決につながる価値観や行動を生み出そうとする教育の形態ですが、同校は、ESDの理念にそって意欲的な取り組みをしており、今回の講演会もWWFジャパンと一緒に企画しました。
キティは、プラスチックごみの削減や海洋保護区の拡大など、海に面した香港らしい取り組みに加え、環境政策に提言を出したり、人間の環境負荷を小さくする活動など、WWFらしい自然保護活動について説明しました。
東高校の生徒たちは、地球温暖化の活動家グレタ・トゥーンベリさんなどの若い世代の活動について質問したり、リサイクルしようとすると洗浄などで新たな負荷が生じる矛盾にどう向き合えばいいかなど、大人も感心するような質問をたくさんしました。
キティは、「環境保護はスローガンではなく、毎日の生活の中で、環境のことを考えながら「選択」をしていくこと」と話して、高校生との対話を楽しみました。
WWFでは、日本と香港の交流活動を継続し、双方の若者の環境活動を応援していきたいと考えています。
※このイベントは、競輪の補助を受けて開催されました。