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第4回横浜ESD講座を開催


WWFジャパンは、2017年から毎年6月に、横浜市内で教員対象のESD講座(持続可能な開発のための教育)を開催してきました。
しかし、今年はコロナウイルスの影響で、市内全域から参加者を募る形での開催が困難になりました。

そこで、特定の学校での校内研修として、マスク着用、消毒液配置、声を出す活動を例年より控えめに、講師は2週間の検温といった対策を講じた上で、開催しました。
今回は、学校教育事情に詳しい一般社団法人「横浜すぱいす」の協力も得ました。

コロナ対策として、講師も参加者もマスクを着用
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コロナ対策として、講師も参加者もマスクを着用

後日、生徒に実施する場面を思い浮かべながら、先生方が自らアクティビティを体験 
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後日、生徒に実施する場面を思い浮かべながら、先生方が自らアクティビティを体験 

中川西中学校で29名の参加者を得て、地球温暖化、プラごみ、ライフスタイルといったテーマで開催。どの活動にも積極的に参加くださり、充実した3時間となりました。

「地球」についてのキーワード連想をする2度のウェッビングの活動では、時間をおいて実施することで、学習後の意識の変化が、班活動の作品にきれいに反映されました。

「ウェビング」とは、あるキーワードから連想される言葉やイメージを書き連ねていき、マッピングして、アイデアを抽出する活動のことを言います。<br>この図のように学習の最初は、「地球」はステレオタイプな言葉で捉えられていることがよくあります
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「ウェビング」とは、あるキーワードから連想される言葉やイメージを書き連ねていき、マッピングして、アイデアを抽出する活動のことを言います。
この図のように学習の最初は、「地球」はステレオタイプな言葉で捉えられていることがよくあります

一定の学習後には、「地球」に対する豊かなイマジネーションと言葉が湧き出てきます
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一定の学習後には、「地球」に対する豊かなイマジネーションと言葉が湧き出てきます

教育現場では総合学習などで、適切な「評価」をすることが課題となっています。
ウェッビングに工夫を凝らすと、「意識変容」を視覚化することができるため、評価のひとつの方法として活用できる可能性についてご説明しました。
同時に、学習者自身も作品を見て、自分の変化を感じ取ることができる利点もあります。

自然保護の前提として、人と地球、人と自然のつながりを、まずは回復することが現代社会では重要になります。今回の講座で、そのことを感じ取っていただけていれば、講師としては大きな喜びです。

同校はこれから、香港の中学校との国際交流にも参加される予定です。
「横浜すぱいす」とともに、その活動を支援し、「持続可能な社会の創り手」(新学習指導要領)の育成に貢献していきます。

教材などの配布物。<br>「教育プログラムガイド」は本教材と小中高校の単元対照表などを含み、ESDに取り組む際のヒントが盛り込まれています<br>
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教材などの配布物。
「教育プログラムガイド」は本教材と小中高校の単元対照表などを含み、ESDに取り組む際のヒントが盛り込まれています

※このイベントは、競輪の補助を受けて開催されました。

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C&M室 メディアグループ所属
大倉 寿之

メディアを通じた環境情報の発信を担当しています。ESDなど教育に関わる仕事も手がけています。

90年代の諫早干拓問題やオゾン層破壊の話題はけたたましくアラーム音が鳴り響く「警告の赤」。一方、今の温暖化の進行や自然資源の過剰消費は、いつみても「要注意の黄」がともっている状態なのかもしれません。これに慣れっこになってはいけない、そう思いながら、環境ニュースに日々感度の高いアンテナを張っています。

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