カップヌードルに、森を守るRSPOマークが!
2020/04/13
「ゴトッ」と、スーパーで携帯を落としてしまいました。
お馴染みのカップヌードルに「RSPO認証」のマークがついていたからです。
このマークは、原材料に使われる「パーム油」が、森林破壊や強制労働を伴わずに生産されたものだと証明してくれるエコラベルの一つです。
このRSPOマークが生まれた背景には、「パーム油」の生産方法が抱える非常に大きな問題があります。
原料となるアブラヤシの農園開発により、インドネシアやマレーシアなど主要生産国の熱帯林が失われているためです。
WWFは、この問題を解決する手段の1つとして、環境や社会に配慮して生産されたRSPO認証パーム油の使用を推進してきました。
日本でも、RSPOのパーム油を利用する商品は、増えてきましたが、「パーム油や、その生産過程での問題、またRSPOマークがあまり知られていないのでは…」といった理由などから、マークが付かないまま、棚に並ぶ商品もあります。
カップヌードルにも、RSPOのパーム油が使われ始めたことは知っていましたが、マークが付いているのを見るのは、今回が初めてでした。
他にも、食品、日用品、化粧品と、パーム油は本当に幅広く使われているのでRSPOマークのついた商品が今後、さらに増えていくことを願っています。
みなさんも、おうちにある商品の原材料を今日はぜひ見てみてください。
「あれ…パーム油が入っていそうなのに、RSPOマークないなぁ…」と思ったら、少し思い切って、その思いを直接メーカーに届けてみてください。
こうしたアクションは、スーパーや、コンビニからも、森の環境に配慮した製品が、もっと当たり前に選べるようになる未来への大きな後押しになります。