© 島村賢正(アンパルの自然を守る会)

12/12-14 石垣島で開催~名蔵アンパルの自然と文化を伝えるイベント


沖縄県石垣島で、12月12日から14日まで、名蔵アンパルを舞台にした古謡アンパルヌミダガーマユンタ(網張ぬ目高蟹ゆんた)の絵本「あんぱるぬゆんた」原画展と記念イベントが開催されます。

記念イベントには、八重山高校・郷土演劇部の皆さんや、絵画・音楽など各分野のアーティストの方々が発表します。WWFも登壇します。

<石垣島で開催 絵本「あんぱるぬゆんた」原画展>

日時 2024年12月12日(木)から12月14日(土)まで(朝9時から夜6時まで)
場所 石垣市民会館・展示室(沖縄県石垣市浜崎町1丁目1−2)
主催 我が-やいまの自然環境を考える会
共催 アンパルの自然を守る会
後援 石垣市教育委員会 八重山毎日新聞社 八重山日報社 石垣市文化協会
備考 入場無料

<記念イベント>

日時 12月14日(土)夜6時半から夜8時まで(開場夜6時)
場所 石垣市民会館・中ホール(沖縄県石垣市浜崎町1丁目1−2)
発表・登壇 八重山高等学校 郷土芸能部の皆さん(演舞)
宮良貴子氏(画家)
代田知子氏(日本子どもの本研究会会長)
東金城達三氏(FMいしがきさんさんラジオ「絵本だいすき」グループ)
福田美紀子氏 絵本「あんぱるぬゆんた」ピアノ 歌(音楽療法 ピアノ講師)
「あんぱるぬみだがーまゆんた」(合唱 リード ジラバ会 山里節子氏)
我が-やいまの自然環境を考える会
アンパルの自然を守る会
WWFジャパン
備考 入場無料

今年夏に那覇市で開催された原画展には、子どもから大人まで県内外から多くの人が来場しました。

干潟にすむ15種類のカニ達が協力して宴の準備をするという、世界でも珍しい、ユニークで楽しい気分に満ちた「あんぱるぬゆんた」の歌の世界を、素晴らしい絵本の原画とともに、私も堪能させて頂きました。

2024年7月29日から8月3日まで那覇市で開催された「あんぱるぬゆんた原画展」会場(沖縄タイムスビル)の様子
© 長谷川一宏(我が-やいまの自然環境を考える会・佐野支部)

2024年7月29日から8月3日まで那覇市で開催された「あんぱるぬゆんた原画展」会場(沖縄タイムスビル)の様子

日本最南端のラムサール湿地である名蔵アンパルは、石垣島の人々の長年にわたる不断の努力によってまもられてきました。

那覇での開催に続き、今回は地元・石垣島で、島の未来を担う若い世代と共に、開催の運びとなったことは、非常に意義があることと思います。

絵画、音楽、演劇、言語の表現を通じて、名蔵アンパルの自然と生きものの魅力と素晴らしい生物多様性の価値が、多くの人に届くことを願っています。

沖縄県石垣島にある名蔵アンパル。甲殻類をはじめとする生物相の多様性の価値が国際的に認められ、2005年11月にラムサール条約湿地に登録された。
© WWF-Japan

沖縄県石垣島にある名蔵アンパル。甲殻類をはじめとする生物相の多様性の価値が国際的に認められ、2005年11月にラムサール条約湿地に登録された。

(野生生物グループ 小田倫子)

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自然保護室(野生生物)
小田 倫子

弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。
学士(法学・農学 東京大学)
法学修士(カリフォルニア大学バークレー校)

国内希少種の宝庫である南西諸島で主に活動しています。フィールドで生き物に出会い、その美しさ・不思議さを仲間と分かち合える瞬間が至福の時。趣味は里山散策と水生生物の観察。

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環境保全団体です。

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