© 「KYOTO地球環境の殿堂」HP

「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式に参加してきました!


先日スタッフブログでもご案内したとおり、株式会社システム技術研究所所長の槌屋治紀先生とWWFインターナショナル気候・エネルギーリーダーのマニュエル・プルガール・ビダルが殿堂入り者に選ばれ、2021年11月15日には京都市の国立京都国際会館で第12回「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式と京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウムが開催されました。WWFジャパンに関係の深い方々の選出はとても喜ばしく、私も会場に赴き表彰式・シンポジウムに参加してまいりました!

授賞式でご挨拶をされる槌屋先生。
©「KYOTO地球環境の殿堂」HP

授賞式でご挨拶をされる槌屋先生。

槌屋先生の記念講演では、化石燃料を掘削し消費する「狩猟型」から太陽光などを利用する「耕作型」にエネルギーのあり方を転換すべきであり、温暖化の切迫した状況に鑑みて、今後もコストが低下する再生可能エネルギーの一層の導入と過剰な消費社会からの脱却によって、その転換が一層進められるべきことが解説されました。

シンポジウムでは、府内の高校生とのトークセッションや他の専門家の方々も交えたパネルディスカッションが行なわれ、若者たちには槌屋先生から温暖化対策の新しい方法を考え行動することなどが呼びかけられました。

府内高校生とのトークセッションの様子。
©「KYOTO地球環境の殿堂」HP

府内高校生とのトークセッションの様子。

ご講演でも言及がありましたが、槌屋先生とWWFジャパンで作成したエネルギーシナリオでは、2030年に電力の約50%、2050年にはその全てを再生可能エネルギーで賄えると示されており、「耕作型」への転換は実現可能であることがわかります。

「脱炭素化に向けた2050年ゼロシナリオ」は2021年9月にアップデートしました。末尾のリンクよりご覧ください。
©WWFジャパン

「脱炭素化に向けた2050年ゼロシナリオ」は2021年9月にアップデートしました。末尾のリンクよりご覧ください。

「脱炭素化に向けた2050年ゼロシナリオ」は2021年9月にアップデートしました。末尾のリンクよりご覧ください。
©WWFジャパン

「脱炭素化に向けた2050年ゼロシナリオ」は2021年9月にアップデートしました。末尾のリンクよりご覧ください。

会場では高校生から槌屋先生に対し、本シナリオに沿って若者が取り組むべきことについて質問もありました。再生可能エネルギー100%社会の実現に向けて裾野の広がりと関心の高まりが感じられ、私も皆さんの更なる一歩を後押しできるように頑張らなければと思いを新たにしました!

最後になりましたが、槌屋先生をはじめ殿堂入りされた皆さま、おめでとうございます!

第12回殿堂入り者の皆さまの肖像。京都の伝統工芸である西陣織で作成されています!
©「KYOTO地球環境の殿堂」HP

第12回殿堂入り者の皆さまの肖像。京都の伝統工芸である西陣織で作成されています!

(気候・エネルギーグループ 吉川)

この記事をシェアする

自然保護室(気候・エネルギー)
吉川 景喬

公共政策修士(専門職)(京都大学) 大学院では環境政策、公共ガバナンスを中心として公共政策学を専攻。修了後は、大手物流企業でコーポレートガバナンスに関する業務に従事。2021年にWWFジャパンに入局。気候変動・エネルギーに関する国内政策アドボカシーを担当。

学生時代には季節のおいしいものを食べ歩き、度々近所の川べりを散歩していました。皆さん一人ひとりに身近な自然があるかと思います。それを根底から揺るがす気候変動。その対処に向けて社会の全てのアクターの方々と一緒に取り組んでいきます!

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP