WWFエネルギーシナリオを手掛けた槌屋治紀氏がKYOTO地球環境の殿堂入り!
2021/11/02
今日は、WWFジャパンにとって嬉しいニュースのお知らせです。
「KYOTO地球環境の殿堂」をご存知でしょうか?気候変動に関する国際協定「京都議定書」が生まれた京都の名にちなんで、地球環境の保全に多大な貢献をした方の功績を永く後世にわたって称えるため、2010年に創設されたものです。
毎年、世界中から「殿堂入り者」が選ばれるのですが、なんと第12回殿堂入り者に、システム技術研究所所長の槌屋治紀先生とWWFインターナショナルの気候・エネルギーリーダー、マニュエル・プルガール・ビダルが選ばれました!
実は、槌屋先生は、WWFジャパンの活動と深いつながりがあります。というのも、WWFジャパンが2011年からアップデートを重ねながら発表してきた自然エネルギー100%の未来を示したエネルギーシナリオは、まさに槌屋先生と一緒に作ってきたものだからです。
槌屋先生は、自然エネルギーが重要な温暖化対策として注目されるようになるずいぶん前の1970年代から、日本のエネルギーがすべて自然エネルギーでまかなえる未来が来ると提言をされ、研究を続けてこられました。
深まる気候危機の中、今や世界中が、温暖化の大きな要因である化石燃料の使用をやめ、二酸化炭素を出さない自然エネルギーを推進する方向へと舵を切っています。槌屋先生が提言されてきた未来が、現実のものとして目指されるようになったのです。こうしたこれまでのご功績が称えられ、今回の殿堂入りとなりました。私たちWWFジャパンにとっても、本当に嬉しく、元気をもらえるニュースでした。
2021年11月15日には、表彰式が行われ、槌屋先生のスピーチも予定されています。オンライン視聴が可能ですので、ぜひご覧ください。