チリの保全活動の拠点、バルディビアから
2025/01/10
日本の皆さんこんにちは、WWFチリのジャケリーンです。
今回は、私が所属するシースケープチームと、私たちの保全活動の拠点のあるバルディビアについてご紹介したいと思います。
私たちシースケープチームは、海洋生物の保全、海洋保護区の管理強化、サーモン養殖業の改善など、南部のパタゴニア地域の海を守るために幅広い課題に取り組んでいます。
その中でも私は、この地域の海洋生態系にとって最も重要な種のひとつで、私たちの国にしか生息していない固有種チリイルカの保全活動を担当しています。
私たちのオフィスは、南部ロス・リオス州バルディビアと首都サンティアゴの 2か所にあります。
私が働くオフィスのあるバルディビアは、海や川や森など自然にあふれた場所で、保全活動の拠点があるこの街を本当に気に入っています。
皆さんがこの街を訪れる機会があれば、ぜひボートクルーズをお勧めします。
オタリア、ミナミカマイルカ、ペリカン、ウ(鵜)などの海の生きものをはじめ、運が良ければチリイルカを見ることができます!
チリ南部の特にパタゴニアの沿岸域では、その豊かな海の生態系が、地域のコミュニティや先住民の人々の暮らしを支えています。
そして、ここに産する魚や貝などは、チリ国内はもちろん、日本を含む海外の人々にも、多くの恩恵をもたらしています。
今、この地域の海を守る取り組みが続けられているのは、 WWFジャパンを通じて、日本の皆さんから寄せられるご支援のおかげです。
皆さまのご厚意に感謝しつつ、ご期待に応えられるように、チームの仲間と共に、引き続き現場で頑張っていきたいと思います!(編訳:海洋水産グループ 吉田)