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チリ海洋保全の現場から:女性の保護区管理への参画促進


日本の皆さんこんにちは、WWFチリのマリア・エリッサです。

先日は、「ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区」での、ステークホルダーによる共同管理の体制を実現した取り組みについてご紹介しました。

チリ海洋保全の現場から:海洋保護区の管理強化 |WWFジャパン

この成果をもとに他の保護区での管理強化の拡大にも取り組んでいますが、その中で重要な課題となっているのが、ジェンダー平等です。

ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区
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ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区

マゼランペンギン。ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区では、ペンギンなどの海鳥や鯨類をはじめ、さまざまな生きものが生息しています。
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マゼランペンギン。ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区では、ペンギンなどの海鳥や鯨類をはじめ、さまざまな生きものが生息しています。

チリでは、さまざまな分野でジェンダーギャップがあり、海洋保護区の管理は男性によって行なわれる傾向があります。

しかし、より実効性のある管理を進めるためには、女性を含むすべてのステークホルダーが、公平な立場で関わることが重要です。

そのため私たちは、保護区の管理とその意思決定プロセスへの女性の参画を促進するために、南部パタゴニア地域での状況分析とワークショップを実施。

女性のステークホルダーとステークホルダー間のつながりを特定し、彼女たちのこれまでの経験や意見を聞くことができました。

保護区の管理に関わる女性のステークホルダーとのワークショップ
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保護区の管理に関わる女性のステークホルダーとのワークショップ

私たちは、これらの活動をもとに、ピティパレーナ・アニーウェ海洋保護区や他の保護区でのより実効性のある管理に向けて、ジェンダー平等を推進するための戦略をつくりました。

特に伝統的に男性がより大きな力と影響力をもってきた地域コミュニティでは、女性の参画の重要性をステークホルダーに理解してもらうことは簡単ではありません。

ですが、パタゴニア地域の海洋保護区の管理がさらに強化され、すべてのステークホルダーに公平に恩恵がもたらされるよう、この重要な課題に引き続き取り組んでいきます。(編訳:海洋水産グループ 吉田)

海流の贈りもの

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海外スタッフ
マリア・エリッサ

WWFチリ・シースケープグループ所属。保護区と地域コミュニティに関する保全活動のコーディネーターとして、海洋保護区の管理強化に取り組む。

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環境保全団体です。

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