建物からも学べる教室!五条和み公文式教室
2022/05/24
全国に16,000弱ある公文式教室。その中に初めてFSC ®プロジェクト認証を取得した教室が誕生しました。北名古屋市にある五条和み教室です。
この教室を作られたのは、指導者である西川和美先生。
環境教育の一環として森の大切さを伝えつつ、子どもたちがより集中できる空間を提供したい、という想いで、天然素材の木の温もりが感じられる教室の建設を決意されたそうです。
その想いに応えたのが、国産のFSC®の木材を使った家や店舗を手掛ける愛知県の工務店「株式会社エコ建築考房」でした。
今回、私たちWWFジャパンも、この教室のFSC認証授与式にお招きをいただき、木を育てた東白川村の関係者や流通、加工に携わった企業、公文本社の方々とご一緒に、五条和み教室の認証授与をお祝いしました。
そして翌日は皆で、東白川村に植林に行くという、まさに循環型の催し!
西川先生の想いを聞いた時、私は自分が担当するインドネシアの教育プロジェクト(ESD)を思い出しました。
この教育プロジェクトでは、単に子どもに自然の大切さを伝えるだけではなく、教材、校舎の素材、食べ物など、学校のどこを切り取っても持続可能性が軸になるような学習環境づくりを目指しています。
そして、どちらの国の先生からも、子どもへの環境教育に対する熱意を感じました。
五条和み教室もまた、教室そのものが持続可能性を伝える建物になっています。
使われている木材が、どこの山で、誰が育て、どうやってここまで来たのかがハッキリと分かります。
生産地や流通過程を把握して、環境破壊をしている原材料を避けていくことも、持続可能な社会を実現するために大切なことです。
将来、子どもたちが、こうした建物で学習することが当たり前になるように、今後も取組みを応援していきます!