2月2日は「世界湿地の日」 守ろう!水の生きものたち
2024/02/02
マナヅル、カバ、ヤリタナゴ、インドガビアル、バラシンガジカ… 知っている名前もあれば、聞いたことのない名前もあると思います。
これらの野生動物には、ある共通点があります。何だかお分かりになるでしょうか?
それは、淡水の自然「湿地」に生きているということ。そして、絶滅の危機にある野生動物である、ということです。
淡水は私たちの暮らしはもちろん、多くの野生生物が生きる上で欠かせない、大切なものです。
でも、世界の水の大半は海の水。淡水が占める割合は2.5%程度に過ぎません。さらにその多くを氷河や地下水が占めています。
そんな貴重な水を育んでいるのが、「流域」と呼ばれる水のつながりが生み出す森や湿地などのさまざまな自然。
その自然が今、世界中で開発などにより、急激に失われているのです。
さらに、農業や工業での水の使い過ぎや、排水による汚染なども、川や湖などの淡水の自然を脅かしています。
この問題を解決していくためには、私たちがまず水との接し方を見直し、その使い方を改めていかねばなりません。
たとえば、水を多く必要とする綿花(コットン)の生産を、環境に配慮したやり方に変えていくこと。
そこで作られた「オーガニックコットン」の製品を、私たちが普段の暮らしの中で選び、使っていくことです。
製品を選ぶことは、環境に配慮した生産に携わる人々を応援し、その取り組みを広げる大きな力。そして、誰もができるアクションでもあります。
私たちWWFジャパンの通販『Panda Shop』でも、オーガニックコットンの証である「OCS認証」を取得し、その製品をご案内しています。
2月2日は水環境の未来を考える「世界湿地の日」。ぜひこうした品にも目を向けて、「選ぶ」アクションをご一緒いただけばと思います。