日本最南端のラムサール条約湿地「名蔵アンパル」をまもろう
2022/01/25
沖縄県・八重山諸島の石垣島には、日本最南端のラムサール条約湿地があります。名蔵湾に面した「名蔵アンパル」です。
ここには豊かなマングローブ林が広がり、多種多様な生きもの達に出会うことができます。潮が引くと一斉に顔を見せるのは、姿・形も様々なカニカニカニ。
名蔵アンパルでは、長年にわたり、観察会が開催され、自然や生き物を学ぶ貴重な場になってきました。地元に伝わる古謡「あんぱるぬゆんた」は、マングローブのカニ達が次々に登場する楽しい仕事歌で、今も石垣島の子ども達に歌い継がれています。
復刻版の絵本はこちらから注文できます:発行・我がーやいまの自然環境を考える会&発売元・沖縄タイムス社運営ウェブ注文受付ページ
この名蔵アンパルや名蔵湾の上流域で、大規模なゴルフリゾート開発が計画されています。貴重な自然環境や野生生物への影響が強く懸念されることから、WWFでは、地元団体や日本野鳥の会など合計11団体連名で、沖縄県・石垣市等に対し要請を行ないました:
「(仮称)石垣リゾート&コミュニティ計画」に関する要請書
一緒に要請を行なった、アンパルの自然を守る会と我がーやいまの自然環境を考える会では、この開発計画に対するオンライン署名活動も実施中。
※当初は締め切りを1月31日にしていましたが、延長しました。
ご賛同頂ける方はぜひご参加ください。
▼詳しくは、「アンパルの自然を守る会」公式Twitterをご覧ください:https://twitter.com/save_amparu
※上記Twitter のプロフィールで紹介されているChange.orgのサイトから署名を送信すると、自動的にChange.org運営会社への寄付をお願いする画面が表示されますが、これは任意です。署名のみ行うことも可能ですので、ご了承ください。
石垣島の貴重な自然をまもる活動に多くの方に関心を持って頂き、参加の輪が島内外で広がることを心から願っています。
(野生生物グループ 小田倫子)