佐賀県東与賀「シギの恩返し米」新米の販売をスタート!
2022/11/04
WWFジャパンは、佐賀県東与賀の「シギの恩返し米推進協議会」、株式会社AKOMEYA TOKYOとともに「生物多様性に配慮した米づくりプロジェクト」を実施中です。
2021年8月に発足したこのプロジェクトは、次の3つの主体が協力することで実現した取り組みです。
- WWFジャパン:2017 年より九州・有明海沿岸域で水田の生物多様性保全活動を展開
- シギの恩返し米推進協議会:佐賀県佐賀市東与賀町を舞台に、渡り鳥などの保全に配慮した米作りを推進
- 株式会社AKOMEYA TOKYO:お米に焦点を当てたライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」を展開
このプロジェクトでは、生産現場の農業者と、消費や小売りにかかわる企業の関係者を結び、生産・販売したお米の収益を、自然や生きものに配慮した農業の推進に充てる、という持続可能な農業のモデルづくりに挑戦。
プロジェクト開始から2年目の本年も、AKOMEYA TOKYOの「新米祭り2022」にてお披露目されました。
今年は、佐賀県から推進協議会のメンバーが来訪し、試食販売を通して消費者との交流を図りました。
また、AKOMEYATOKYOさまにより、農家さん向けの試食ワークショップを開催。AKOMEYA TOKYOが扱う日本各地のお米を試食し、それらと比較したシギの恩返し米の食味の特徴や、各地のお米の生産・販売に関するストーリーを、お米コンシェルジュのスタッフさんにレクチャーいただきました。
推進協議会メンバーは、WWFジャパンにも来局。プロジェクト開始から現時点で浮き彫りになった課題や、今後のプロジェクトの進め方、地域における自然環境保全に関し、WWFスタッフと議論を深堀りました。
シギ米の担い手、ファンをどのように増やしていくか、保全の拡大をどのように進めていくか。今回の議論の結果は、今後の残り期間の活動にも反映させていく予定です。
AKOMEYA TOKYOの新米祭りは10月14日(金)から11月17日(木)まで。各店舗及び通販にて、「シギの恩返し米」が購入できます。「未来の世代に貴重な自然環境を残したい」という情熱で作られたおいしい特別栽培米。是非この機会にご賞味ください!