ゾンビランドサガと自然保護の意外な共通点!?
2019/11/25
アニメ2期も予定され、今月にはベストアルバムも発売するなど、とどまるところを知らない2018年秋アニメ「ゾンビランドサガ」。
境遇が異なる7人の少女たちが、過疎化が進む佐賀を救うために、アイドルグループ「フランシュシュ」を結成し、ぶつかり合いながらもアイドルとして成長していく、笑いあり、涙ありの青春群像劇です。
アニメでは心にしみ入る名言も数々飛び出しますが、その中でも私が特に好きな言葉が、「グループであることの強さは、互いを補い合うことで、個人ではだせん力を発揮することだ」。
自然保護とはまったく関係ないと思っていた、ゾンビランドサガ。しかしこの言葉を聞き、私たちが取り組む活動にも当てはまる!そう感じました。
特に、佐賀を含む九州の水田地帯での「水田・水路の生物多様性と農業の共生プロジェクト」は、まさにフランシュシュのように、異なる立場の人が力を合わせて進めている取り組みです。
淡水魚や水生昆虫、両生類など生きものの宝庫となっている「水田(田んぼ)」の生態系を守るこのプロジェクト。
研究者、行政、農業者の方々をはじめ、様々な関係者との協力が欠かせません。
フランシュシュのメンバーたちのように意見が異なることもありますが、それでも話し合いを重ね、着実に現場で活動が進みつつあります。
生物多様性の保全と農業の共生の実現に向けた道は険しく、容易ではありません。私たちだけでの力では難しいかもしれませんが、関係者と力を合わせれば、踏破できると信じています。
日本に残る貴重な水田生態系を守るこのプロジェクトを、ぜひ応援してください!(海洋水産グループ:吉田)