RSPO「森の石けん」プロジェクト始動!
2019/08/23
朝の洗顔からランチに食べるサンドイッチ、夜の歯磨きまで毎日お世話になっている「パーム油」という植物油をご存じでしょうか。
私たちの身近にあるのに、知られていないため「見えない油」とも呼ばれています。
食品はもちろん、日用品の原料としても幅広く使われる便利な油ですが、生産国であるインドネシアとマレーシアでは、この生産のための農園開発が、森林減少や人権侵害を引き起こし問題視されてきました。
WWFでは、そうした問題の無いパーム油の利用を企業に呼び掛け、RSPOという認証制度の活用を推進しています。
最近は日本でもイオン株式会社、日清食品ホールディングス株式会社、株式会社明治などパーム油の主用途である食品を扱う大手企業がRSPOに取り組み始めました。
RSPO認証を取得したパーム油を使った商品には上記のRSPOマークが付けられるのですが、皆さんこのマークが付いた商品を見たことありますか?
実は最近少しずつ増えているのですが、マークを付けられるのに付けていない商品も多くあり、消費者の認知が上がらないというのも大きな悩みです。
そんな時、RSPOマーク付石けんを商品化したい、というお話をダーボン・オーガニック・ジャパン株式会社よりいただきました。
ダーボン社は南米コロンビアのパーム油生産者ですが、日本にはまだ認証マーク付商品が十分には無いこと、消費者の認知も重要であること、それには、石けんを作るだけではなく、クラウドファンディングを通して、賛同者を増やすことから始めたい、という思いに賛同し、私たちも今回、クラウドファンディングに協力しています。
商品を選ぶ、ということは企業へのメッセージであり、未来への投票です。応援よろしくお願いします!
(森林担当:南)