奄美・大島海峡に面する瀬戸内町で集う
2022/12/09
11月19日、奄美大島の南に位置する瀬戸内町で、シンポジウム「さかなクンと学ぼう!大島海峡のサンゴ礁と不思議な生きもの達~世界自然遺産登録から1年 世界的に貴重な奄美瀬戸内町の海を守るために~」を開催しました。
シンポジウムの内容は、こちらでご報告しています。
※動画も公開中です(2023年1月9日まで)。
動画の公開は終了しました
シンポジウム『さかなクンと学ぼう!大島海峡のサンゴ礁と不思議な生きもの達』開催報告
現地で会場を設けて開催するイベントは久しぶりで、WWFチーム4名で、どきどきしながら町に到着。すると、港やスーパーマーケット、パン屋さんなど、町中の至るところに、シンポジウムのポスターが貼られているのを見つけました。とてもうれしく、また身の引き締まる思いがしました。
シンポジウムには、WWF親善大使・顧問のさかなクンや、奄美周辺のサンゴ礁を研究されている東京大学大気海洋研究所の横山祐典教授、アマミホシゾラフグの生態を調査研究されている市立しものせき水族館(海響館)の園山貴之学芸員も、島外から講演に来てくださいました。共催の瀬戸内町海を守る会や日本自然保護協会からも海を守る取り組みについて発表し、本当に盛りだくさんの2時間にわたるイベントとなりました。当日は、小学生から大人まで約200名の町民の方々にご参加頂き、会場は熱気に包まれました。
さかなクンからは、会場で質問してくれた児童の皆さんや、今回の開催にご協力頂いた瀬戸内町の皆さんへ、素敵な手書きの絵のプレゼントも。
さかなクンとともに、瀬戸内町が面する大島海峡の素晴らしさと生物多様性の価値について、参加してくださった皆さんと一緒に学ぶ貴重な機会となりました。
持続可能な利用を実現し自然や野生生物をまもっていくためには、それらの存在や価値を地元の人たちと共有していくことが非常に重要だと実感しています。今後も、各地でこうしたイベントを開催していければと考えています。
(野生生物グループ 小田倫子)