企業の中の魚好きのみなさまへ


私たちが今取り組んでいる「魚」をテーマにした「田んぼと生きもの保全キャンペーン~失われる命の色」が、日本の希少種をまもろう!という熱意ある企業の中で、広がりを見せています。

トヨタ自動車は、2016年からWWFとIUCNのグローバルな活動を支援。その協働の成果の一つである最新のレッドリストでは、日本の淡水魚の危機が明らかにされました。同社では、TOYOTA Saves the Wildlife活動の中で、今回のキャンペーンについてもイントラネットとメールで社員の皆さんに共有、広く参加を呼びかけてくださっています。

TOYOTA Saves the Wildlifeキャンペーン
©トヨタ自動車株式会社

TOYOTA Saves the Wildlifeキャンペーン

WWFのスマトラ島での活動を支援しているソニー銀行は、日本の生物多様性をまもる活動として本キャンペーンの記事をメールマガジンに掲載、本社受付に冊子を設置して頂くなど参加の輪を広げてくださっています。

製薬業界からは、第一三共の社員の皆さんが、エコアクションでWWFの支援活動に継続的に参加、本キャンペーンについても活動地域の九州支店、本社社員食堂や研究所でのポスター掲示や、社内イントラでのリンクなど、全国の拠点に広めて頂いています。

第一三共(株)九州支店内でのポスター掲示
©第一三共株式会社

第一三共(株)九州支店内でのポスター掲示

産業機械メーカーの荏原製作所からは、長年にわたる法人会員としてのご支援に加え、今年から、国内水田農業共生プロジェクトへもご支援いただくことになり、本社、工場にポスターを掲示し、イントラネットにより社員の皆さんに本キャンペーンを告知頂きました。

もともと魚好きの社員の方が多いという観賞魚の飼料Hikariシリーズで著名なキョーリンでも、このキャンペーンに賛同。
ウェブサイトでの告知、本社・工場でのポスター掲示などにより、社内外の魚を愛する人たちに向けたムーブメントを起こしてくださっています。

(株)キョーリン本社入口でのキャンペーンポスター掲示
©株式会社キョーリン

(株)キョーリン本社入口でのキャンペーンポスター掲示

このような事業分野を超えた支援の広がりは、水田生態系の保全活動に関わるメンバーにとって大きな励みになっています。

11月末までのキャンペーンのメッセージが、日本の自然や生きものを愛する多くの人に届くことを願っています。

田んぼと生きもの保全「失われる命の色」

【寄付のお願い】失われる命の色 田んぼの魚たちと自然を守るために、ぜひご支援ください!

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自然保護室(野生生物)
小田 倫子

弁護士として10年間稼働後、家族の転勤に伴い沖縄県名護市に居住したことを契機に、自然保護の仕事を志し大学で保全生態学を専攻、2013年WWF入局。法人パートナーシップ担当として生物多様性保全・気候危機対策に関する企業との協働プロジェクトの提案・実施業務を担当後、野生生物グループに異動、今は国内希少種を保全するフィールドプロジェクトを担当。
学士(法学・農学 東京大学)
法学修士(カリフォルニア大学バークレー校)

国内希少種の宝庫である南西諸島で主に活動しています。フィールドで生き物に出会い、その美しさ・不思議さを仲間と分かち合える瞬間が至福の時。趣味は里山散策と水生生物の観察。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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