© Andre Dib / WWF Brazil

「見えない大豆」の森林破壊・土地転換 ~日本の食に含まれる本当の大豆の量と影響~

この記事のポイント
2023年、WWFジャパンでは大豆の輸入元について、日本に直接輸入される大豆や加工品に限らず、食肉に姿を変えて輸入される分についても分析を行い、レポートに纏めました。

南米では大豆を生産するために、自然生態系の農地転換が今なお拡大しており、森林破壊・土地転換の大きな要因となっています。

生産されるほとんどの大豆は家畜の飼料として消費されており、その生産量は新たな大豆農場を開拓する形で、年々拡大しています。

日本も、多くの大豆を食用や飼料用に輸入しているだけでなく、輸入食肉を通じても消費しています。

WWFでは、日本で食肉として消費される家畜の餌となった大豆の生産が、海外の森林破壊・土地転換に繋がっているのか、どれほどの影響があるのかについて、検証しました。

地球規模の気温上昇を抑え、生物多様性を回復に向かわせるためには、これ以上の森林破壊・土地転換は食い止めなければなりません。

2023年12月にドバイで行われた国連の気候変動会議COP28で農業と食料に関する宣言が発表されたことなどからも見て取れるように、世界的には、食に関する森林破壊・土地転換の影響への関心が高まっています。

レポート:「見えない大豆」の森林破壊・土地転換リスク ~日本の食に含まれる本当の大豆の量と影響~

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