大規模森林火災への緊急支援キャンペーン報告(アマゾン・インドネシア森林火災)


世界的な問題としてニュースになり、警鐘が鳴らされている、南米・アマゾンの森林火災、インドネシアの泥炭火災。その被害は、同じく南米のパンタナール草原湿地をはじめとした生きものの宝庫ともいうべき自然と、近隣諸国にまで拡大しています。

この問題について、2019年8月27日~9月30日にWWFジャパンが実施した、大規模森林火災への緊急支援キャンペーンに対し、1,491件、9,952,144円のご寄付を賜りました。

お預かりしたご寄付は、以下三か国のWWFオフィスに三等分し緊急に送金し、現地ですでに実施し、また今後に向け計画している下記の用途に充てさせていただきます。 皆さまの温かいご支援、誠にありがとうございます。

WWFボリビア オフィス

  • 消火用の装備(消火用シャベル、防火服、無線機、タイヤ等)の提供
  • 先住民自治区の地域コミュニティへの食料、水、医療品の配布

WWFブラジル オフィス

  • 森林火災鎮火のための緊急活動と違法伐採問題に取り組む、地域の15の民間団体への財政支援
  • 同じく、防火服などの装備の支給

WWFインドネシア オフィス

  • 火災現場への消火用装備、食料、医療支援などの緊急支援
  • 消火のための専門チームの出動支援
  • 近くに水源のない火災現場への消火用水の移送
  • 国立公園のパトロール要員である使役ゾウとゾウ使いの避難

こうした取り組みには、日本だけでなく、アメリカやイギリスをはじめとした各国のWWFも力を合わせて支援を行ない、火災の鎮静化と、今後の再発防止に向けた取り組みを目指しています。

いまだ乾期のさなかにあり、さらなる火災が頻発している地域もあるため、現場では深刻な状況が続いていますが、皆さまのご支援のもと、これからも取り組みを行なってゆきますので、引き続きこの問題にご関心をお持ちいただければ幸いです。

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