地上40メートル!守れ、リスたちのマンション
2019/12/20
リスといえば、樹上を素早く動きまわり、かわいい仕草でクルミやドングリを食べる、ファンの多い動物です。
寒い冬も、長く冬眠をしないため、これからのシーズンは葉の落ちた見通しのきく林で、その姿を見かけることがあるかもしれません。
ですが、これは日本の話。
東南アジアのリスたちがすむ熱帯の森は、一年を通じて木々が緑をたたえています。
その高さは40メートル、時には60メートル!にもなり、15~20メートルほどの木が多い日本と比べると、まさにワールドクラス!
そして、そうした1本の木を、時に10種ものリスたちが頼って暮らしていることもあります。
どうしてそんなことができるのか?
それは、高さに応じた上手な「すみわけ」「食べわけ」をしているから。
高さについては、上層、中層、下層、林床の4つに大きく分けられ、食物については、葉、芽、実、昆虫、樹皮、樹液、といったバリエーションがあります。
その組み合わせを、リスは種類ごとに変えながら「共存」している、というわけなのです。
私たちパンダショップが、来年の年賀状でデザインした「ミケリス」も、この10種あまりのリスの中の1種です。
ミケリスは、木の最も高い「上層」にすみ、木の実を主食とするリスで、WWFが保全に取り組む地域の森にも分布。
ですがこうした森は今、農地開発などにより各地で伐り拓かれ、急減しています。
たとえ1本の木であっても、それを守ることが、どれほどたくさんの生き物を守ることにつながるかは、リスたちの例を見てもわかる通り。
そんな視点も忘れないようにしながら、それぞれの現場の保全活動を支援してゆきたいと思います。
「ミケリス」の年賀状の売り上げも、WWFの活動に役立てられますので、年賀状をまだ買っていない方は、ぜひお求めください!
数量限定販売のため、ご注文はお早めに!