報告書『日本におけるゴーストギア対策の現在地―漁業系プラスチックごみの解決に向けて―』

この記事のポイント
WWFジャパンは、2025年2月に、報告書『日本におけるゴーストギア対策の現在地―漁業系プラスチックごみの解決に向けて―』を発表しました。WWFジャパンは、海洋水産大国日本にとって自然環境にも経済にも大きな脅威であるゴーストギア(漁業系プラスチックごみ)の問題について、漁業者、自治体、企業、政府など漁業に関わる各セクターが連携して対策を急ぐべきであると訴えています。

ゴーストギアとは放棄、逸失、もしくは投棄されて海に流出した漁網などの漁具由来のプラスチックごみです。海洋プラスチックごみの約1割を占め、海洋生態系や漁業資源に悪影響を与えるだけでなく、船の航行を妨げるなど、観光や地域経済にも大きな被害を与えます。

本報告書は、ゴーストギア発生の背景、海洋生態系や漁業への被害、対策の枠組みを示すとともに、すでに始まっている国内のゴーストギア対策の好事例を紹介しています。また、解決に向けた取り組み加速させるため、漁業者、素材・漁具などのメーカー、自治体など各セクターの取り組みの方向性について、WWFジャパンの提言を示しています。

目次

本レポートの主旨
1 ゴーストギアとは
2 日本におけるゴーストギア発生の背景
3 ゴーストフィッシングが引き起こす生態系への影響と漁業被害
4 ゴーストギアの対策
5 国内におけるゴーストギア対策事例
6 ゴーストギア対策に関する国際動向
7 ゴーストギア対策に向けて、それぞれのプレーヤーがすべきこと

報告書のダウンロードはこちら。

(見開き版)
https://www.wwf.or.jp/activities/data/20250220ocean01.pdf

(単ページ印刷版)
https://www.wwf.or.jp/activities/data/20250220ocean02.pdf

(2025年2月20日発行)

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