ウミガメがやってくる座間味の海で
2018/09/12
会報の編集を主に担当している佐久間です。
長年にわたって、WWFの活動をご支援くださっている写真家ユニット「うみまーる」さんから、沖縄県慶良間諸島の座間味島にある「阿真ビーチ」で、浄水場の建設という問題が起きている、とのご連絡をいただきました。
阿真ビーチは、「ウミガメに会えるビーチ」として知られている場所で、サンゴ礁に支えられた豊かな自然が残っています。
ところが、そのすぐ近くで、浄水場の建設が計画されており、「うみまーる」さんをはじめ、住民の方々の多くが、阿真ビーチの自然や生きものたちに影響が及ぶのではと、心配されています。
そこで、住民が協力して、別の建設候補地を探し、事業を進めている沖縄県企業局へ提案するなどの活動を行なっているものの、県は、場所の見直しに応じる様子はないとのこと。
声をあげている住民の方々は、浄水場の建設そのものに反対しているわけではなく、自然環境や、生きものたちへの影響ができるだけ少ない場所を、県と話し合いながら探していけるようになることを願って、活動を続けています。
詳しい経緯や、住民が提案していることなどが、「うみまーる」さんのウェブサイトにわかりやすくまとめられています。署名やメッセージも募集されていますので、ご関心のある方は、ぜひご覧になってみてください。