© Shutterstock / Soonthorn Wongsaita / WWF

締切迫る!日本の温暖化対策に意見を言いませんか?


こんにちは!突然ですが、今後の日本の温暖化対策とエネルギーのあり方を方向づける大事な政策について、現在皆さんの意見が募集されているのをご存じでしょうか?

2020年10月に菅首相が日本の2050年までのカーボンニュートラルを宣言し、今年4月には温室効果ガスの排出量を2030年に2013年度比46%減、50%の高みを目指すことが発表されました。

今回意見が募集されている政策こそ、この目標の達成に向けた4つの具体策、「エネルギー基本計画(案)」「地球温暖化対策計画(案)」「日本のNDC(国が決定する貢献)(案)」「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略(案)」です。

日本では、温室効果ガスの排出量の8割超がエネルギー起源であること、また11月のCOP26までに政府がパリ協定に提出するNDCや長期戦略が2つの計画を基にしていることに鑑みると、これら4つはいずれも密接不可分な関係にあるのです。

それでは、今回の政府案は十分なものでしょうか?
進展も一部ありますが、目標達成にはまだまだ足りません。2030年の電源はどうあるべきか、誰が排出削減をもっと進めるか、どんな施策を採るのか……。例えばこうした点について改善が可能だと考えます。本来どのような具体策が必要なのか、WWFジャパンの考えも、ぜひご参考になさってください!末尾のリンクよりWWF提言「2030年46%削減を確実に実行できる温暖化政策を導入せよ」をご覧ください。

気候変動対策やエネルギーのあり方を考えることは、私たちの社会のあり方を考えることです。私はいわゆるアラサーですが、2050年時点の若者たちに対してそれまでの取組みの責任を負うのは私たちの世代だと思います。その時に胸を張れるように、しっかり考え、自分なりの意見を持って議論に参加することが大事なのだと改めて思いました。

今回の4つの案は10月4日(月)中まで意見が募集されています。
皆さんもぜひ一度チェックしてみてください!

(気候・エネルギーグループ 吉川)

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自然保護室(気候・エネルギー)
吉川 景喬

公共政策修士(専門職)(京都大学) 大学院では環境政策、公共ガバナンスを中心として公共政策学を専攻。修了後は、大手物流企業でコーポレートガバナンスに関する業務に従事。2021年にWWFジャパンに入局。気候変動・エネルギーに関する国内政策アドボカシーを担当。

学生時代には季節のおいしいものを食べ歩き、度々近所の川べりを散歩していました。皆さん一人ひとりに身近な自然があるかと思います。それを根底から揺るがす気候変動。その対処に向けて社会の全てのアクターの方々と一緒に取り組んでいきます!

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