1クリック賛同キャンペーン「ワンヘルスで守ろう、私の大切なもの」がスタート!


新型コロナウイルスによって生活が一変した2020年が過ぎ、収束の目処が見えない不安の中で、新しい年を迎えました。

一方で、コロナに限らず、新たな感染症によるパンデミックがいつ起きてもおかしくないことは、あまり知られていません。

その背景として、国際機関や専門家は次々と、自然破壊とのつながりに警報を鳴らしています。

例えば大規模な森林破壊により、野生生物のすみかが奪われ、人や家畜との接触機会が増えて、未知の感染症の伝播につながっていると指摘されています。
© Shutterstock / Rich Carey / WWF-Sweden

例えば大規模な森林破壊により、野生生物のすみかが奪われ、人や家畜との接触機会が増えて、未知の感染症の伝播につながっていると指摘されています。

そうした中、次のパンデミックを防ぐカギとして国際的に注目を集めているのが、「ワンヘルス」です。

これは、人・動物・生態系(環境)の健康をひとつと捉え、人が健康であるためには、それぞれがバランスよく健全にあるべきとの考え方。

ワンヘルスのイメージ。人・動物・自然が重なりながらバランスを保ち、ひとつにつながり一体化している様子で表現しています。WWFジャパンが本キャンペーンに際し作成したマークです。

ワンヘルスのイメージ。人・動物・自然が重なりながらバランスを保ち、ひとつにつながり一体化している様子で表現しています。WWFジャパンが本キャンペーンに際し作成したマークです。

ワンヘルス実現のためには、予防原則のもと、分野を超えた連携が欠かせません。

そこで、WWFジャパンは関係団体とともに、ワンヘルスの早期実現に向けた取り組みへの意志を示す「共同宣言」を公開しました。

広くみなさまに知っていただき、日本における認知の拡大と取り組みの推進を図っていきます。

本日スタートした「ワンヘルスで守ろう、私の大切なもの」キャンペーンでは、みなさまからの1クリック賛同を呼びかけています。

国そして世界の社会・経済への甚大な影響にとどまらず、新型コロナウイルスは、私たち一人ひとりからも、大切な人に会う自由、かけがえのない経験をする機会を奪い、誰しもが何気ない日常に大きな変化を強いられました。

キャンペーンサイトでは、「私の大切なもの」をキーワードに、海外留学からの帰国を余儀なくされた大学生、緊急事態宣言下での出産を経験した母親、この機会に野生動物との関わり方を見つめ直してほしいと呼びかけるカワウソ研究者、逼迫した医療現場を目の当たりにする医療関係者など、さまざまな立場の方のリアルな想いをご紹介しています。

みなさまも、ご自身の「大切なもの」を思い浮かべながらご覧いただき、ぜひ一緒に、ワンヘルスを広めてください。みなさまの1クリック賛同をお待ちしています!(広報・増本)

ワンヘルスで守ろう、私の大切なもの

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ブランドコミュニケーション室(ソーシャルモビライゼーション グループ長)
増本 香織

一橋大学社会学部卒、在学中にオーストラリアメルボルン大学に留学し環境学を専攻。在学中に国際保健系NGOでインターン、卒業後は国内オーガニック食材流通の草分け的なソーシャルビジネスでマーケティングを担当。2013年にWWFジャパン入局、広報部門でWeb・SNSの戦略的運用やキャンペーン業務、資金調達部門でのサポーターリレーション業務に従事し、2020年度より現職。ひとりでも多くの方が、地球や生きものたちのためにアクションを起こしたくなるような、気持ちが動くコミュニケーションを目指しています。森林インストラクター、薬膳インストラクター。

大学時代のインターンや前職を含め、ずっとNGOに携わっています。心から貢献したいと思える仕事に就けるありがたさを感じつつ、1歳と3歳の子育てにも奮闘中。上の子は「なんで?」「どうして?」真っ盛りの時期で、「お母さんはどんなお仕事をしているの?」「パンダのお世話?」と聞いてきます(笑)子どもたちの世代にどんな地球が残せるかは、今を担う私たちにかかっています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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