気候危機で地元どうなる?「未来47景」キャンペーンがスタート!


こんにちは、東京生まれ・東京育ちのC&M室増本です。
突然ですが、みなさんの地元はどこですか?

このたび、6月の環境月間に合わせ、「気候危機で地元どうなる?未来47景」キャンペーンを開始しました!

「気候危機(Climate Crisis)」とは、すでに世界各地で、自然環境や人の暮らしにあらわれており、このままでは将来さらに悪化してしまう、地球温暖化の深刻な影響を示す言葉。

最新の環境白書で初めてこの「気候危機」という表現が用いられたこともニュースになりました。


実際その影響は日本でも進行しており、近年の豪雨と土砂災害、酷暑による相次ぐ熱中症、そして深刻な台風被害などは、記憶に新しいところです。

©Jason Houston / WWF-US

この「気候危機」の影響が、みなさんの大切な地元にも及ぶ可能性があることを知って、今、これを食い止めるための行動を起こしてほしい。そんな想いから、「未来47景」を制作しました。都道府県を選択すると、その地域に起こりうる今世紀末の未来予測を見ることができます。

ちなみに私の地元、東京では、「気候危機が進むと、集中豪雨や台風の激化により、現在の約4倍洪水が発生しやすくなると言われています」として、東京湾につながる河川の氾濫のために浸水した東京の町並みが描かれています。

WWFジャパンの「しらほサンゴ村」がある沖縄県では、豊かな海の命を育むサンゴが気温上昇により白化した様子が描かれています。

WWFジャパンの「しらほサンゴ村」がある沖縄県では、豊かな海の命を育むサンゴが気温上昇により白化した様子が描かれています。

同時に、特設サイトでは、気候変動(気候危機)を防ぐために一人ひとりにできるアクションを提示し、具体的な行動につなげていただくことを呼びかけています。

未来の危機を心配するだけでなく、今、行動に変えてほしい。

ウイズコロナからポストコロナの中で、暮らしのあり方を見つめ直す方も多いですが、日常の見慣れた風景の先にこの「未来47景」を重ねていただき、選択のものさしのひとつに「気候危機を防ぐには?」を意識していただけたらと思います。

そしてぜひ、SNSなどでシェアして、この輪を広げていただけたらうれしいです!

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ブランドコミュニケーション室(ソーシャルモビライゼーション グループ長)
増本 香織

一橋大学社会学部卒、在学中にオーストラリアメルボルン大学に留学し環境学を専攻。在学中に国際保健系NGOでインターン、卒業後は国内オーガニック食材流通の草分け的なソーシャルビジネスでマーケティングを担当。2013年にWWFジャパン入局、広報部門でWeb・SNSの戦略的運用やキャンペーン業務、資金調達部門でのサポーターリレーション業務に従事し、2020年度より現職。ひとりでも多くの方が、地球や生きものたちのためにアクションを起こしたくなるような、気持ちが動くコミュニケーションを目指しています。森林インストラクター、薬膳インストラクター。

大学時代のインターンや前職を含め、ずっとNGOに携わっています。心から貢献したいと思える仕事に就けるありがたさを感じつつ、1歳と3歳の子育てにも奮闘中。上の子は「なんで?」「どうして?」真っ盛りの時期で、「お母さんはどんなお仕事をしているの?」「パンダのお世話?」と聞いてきます(笑)子どもたちの世代にどんな地球が残せるかは、今を担う私たちにかかっています。

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