森林絵本コンテストの出前授業実施


「ツキノワグマかな?」、「いや、ヒグマかな?」
黒い動物の写真を見て、何の動物かをあててもらうと、子どもたちの元気な声が飛び交います。

先日、都内の学校で、小学4年生に森林とそこにくらす動物たちに関する出前授業を実施しました。

授業の様子

授業の様子

授業で使用した資料 マレーグマの写真

授業で使用した資料 マレーグマの写真

WWFジャパンは王子ホールディングス株式会社、王子ネピア株式会社の協賛を得て、「森林絵本コンテスト」を実施しています。今年は、その4回目。

この授業は、絵本を作る前の準備として、WWFジャパンが学校に出向いて実施しているものです。今回は、王子ホールディングス株式会社の松浦さんといっしょに行ないました。

日々の暮らしに欠かせない紙製品は、子どもたちにとっても「環境」を考えるのに、とてもよい素材です。

手元にある教科書、ノート、机、いすなどに関心を向けながら、こうしたものがどこから来て、何が問題になっているのかを授業では考えました。

インドネシアなどで、大規模伐採のために森林が減っていることは、木が1本もなくなってしまった風景の写真が雄弁に語ります。

法律を守らなかったり、野生動物のことを考慮しないで木を切るのは問題があることを子どもたちも理解した様子。

こうした問題を解決するFSCの森のことを松浦さんから聞いて、FSCのティッシュペーパーをおうちの人と探そうと考えてくれている子もいます。

授業で使用した資料 木が一本もない

授業で使用した資料 木が一本もない

箱ティッシュにつけられたFSCマークを探す

箱ティッシュにつけられたFSCマークを探す

たくさんの質問に、松浦さんとひとつひとつ答えていきました。

絵は上手でなくても、よく考えられたストーリーになっていれば絵本コンテストで、賞をもらえる可能性があるとWWFジャパンの担当者は説明しました。

絵本コンテストへの作品応募の締切は、11月22日(金)必着です。

意欲的な絵本作品が届くのを楽しみに待っています。(広報担当大倉・辻)

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C&M室 メディアグループ所属
大倉 寿之

メディアを通じた環境情報の発信を担当しています。ESDなど教育に関わる仕事も手がけています。

90年代の諫早干拓問題やオゾン層破壊の話題はけたたましくアラーム音が鳴り響く「警告の赤」。一方、今の温暖化の進行や自然資源の過剰消費は、いつみても「要注意の黄」がともっている状態なのかもしれません。これに慣れっこになってはいけない、そう思いながら、環境ニュースに日々感度の高いアンテナを張っています。

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