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第五回「WWFジャパン森林絵本コンテスト」を行いました

この記事のポイント
2019年、WWFジャパンは王子ホールディングス株式会社の協賛、堀井清毅教諭(アメリカンスクール イン ジャパン)監修のもと、第五回「WWFジャパン森林絵本コンテスト」を実施しました。森林資源の持続可能な利用を推進するために本コンテストには、全国7校から568名が参加、348作品の応募がありました。

持続可能な森の資源利用について知ろう

 WWFは、森を守りながら紙や木材などの林産物の生産を続けられるよう、また、適切に管理された森から生産された製品を消費者が選ぶことを可能にするため、国際的な森林認証制度 FSC(Forest Stewardship Council®)の普及に取り組んでいます。

 背景には、今も続く自然林の減少があります。森林火災や環境や社会への配慮が十分とはいえない形で行なわれる木材利用、植林地や農地の開発など、さまざまなものが要因にありますが、自然の森が失われることによる洪水、土砂崩れなどの自然災害、生態系の損失、希少な野生生物の減少など数々の問題が報告されています。

 森林の環境保全に貢献し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された森や製品に与えられるFSCのマーク。消費者はFSCのマークが入った製品を選択することで、世界の森林保全を応援できる仕組みになっています。欧米の先進国では、付いて当たり前といっていいほど普及している「森を守るマーク」。日本での認知度はまだそれほど高くないものの、FSCのマークが付いた製品は身の回りに徐々に増えつつあります。

第五回「森林絵本コンテスト」実施報告

WWFジャパンは2015年から、将来を担う子供たちにもこのマークとその意味を紹介し、環境や社会に配慮した製品を「選ぶ」という行為が、森を守ることにつながることを伝えるために「WWFジャパン森林絵本コンテスト」を実施してきました。

第五回となる今回は、千葉県から沖縄県まで、企画の主旨に賛同してくださった計7校の小学校が参加してくれました。ほとんどの学校には、WWFジャパンのスタッフや、紙の生産者でもあり、この企画に協賛いただいた王子ホールディングス株式会社の社員がゲストティーチャーとして授業に参加させていただいたほか、事前に先生方を対象とした説明会を開くなど、密にコミュニケーションを取りながら実施しました。

参加校では、WWFと王子ホールディングス株式会社の担当者より、森や紙についてお話をさせていただきました
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参加校では、WWFと王子ホールディングス株式会社の担当者より、森や紙についてお話をさせていただきました

授業ではFSCのマークつき製品も紹介しました
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授業ではFSCのマークつき製品も紹介しました

  作品づくりに精を出す子どもたち
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作品づくりに精を出す子どもたち

グループでひとつの作品をつくる子たちも沢山いました
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グループでひとつの作品をつくる子たちも沢山いました

力作の出来上がり!?
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力作の出来上がり!?

2019年は計348作品の応募があり、WWFおよび王子ホールディングス株式会社による審査を経て、計7つの作品が優秀賞を受賞しました。これらの作品は、印刷・製本され、2019年12月5日~7日に東京ビッグサイトで開催された環境展「エコプロ2019」内の王子グループのブースで展示されました。

エコプロ2019に展示された優秀作品
©WWF Japan

エコプロ2019に展示された優秀作品

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会期最終日の7日、ブースには、参加校を代表してアメリカンスクール・イン・ジャパン、啓明学園初等学校、西町インターナショナルスクール、ブリティッシュスクール・イン・トーキョーから子どもたちや先生方が来訪し、来場者に向けて絵本を作った感想を発表してくれました。

お子さん達の「晴れ舞台」を一目見ようと保護者の方々も多く集まってくださったほか、「毎年この場に来るのを楽しみにしています」と先生からご感想もいただくなど、賑やかで和やかなイベントとなりました。

  受賞したお子さんたちが来てくれました
©WWF Japan

受賞したお子さんたちが来てくれました

受賞したお子さんたちが来てくれました
©WWF Japan
受賞したお子さんたちが来てくれました
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コンテストに参加してくださった各校の皆さま、協賛いただいた王子ホールディングス様をはじめ、多くの方々に多大なご協力をいただき、第五回目も無事に終了することができました。この場を借りて各関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

実施概要:第五回『WWFジャパン森林絵本コンテスト』

主催 WWFジャパン
協賛 王子ホールディングス株式会社
監修 堀井清毅教諭(アメリカンスクール・イン・ジャパン)
実施期間 2019年8月~12月(応募締切11月22日)
応募作品数 348作品
参加校(50音順) 青山学院初等部
アメリカンスクール イン ジャパン
沖縄アミークスインターナショナル小学校
啓明学園初等学校
西町インターナショナルスクール
ブリティッシュスクール・イン・トーキョー
幕張インターナショナルスクール
受賞者(敬称略) 2019年 WWF森林絵本コンテスト 受賞者および佳作 一覧
<最優秀賞>
沖縄アミークスインターナショナル小学校 3年生 大和碧
「みんなのもの森は」

<高学年の部>
★王子HD賞
西町インターナショナルスクール 5年生 村島芽歩
「人生の入れかわり」
★WWF賞
幕張インターナショナルスクール 5年生 渡辺美羽
「環奈と青い森」

<低学年の部>
★王子HD賞
ブリティッシュスクールイン東京 3年生 三沢天士、堀内はな
「動物たちを守ろう!」
★WWF賞
啓明学園初等学校 2年生 尾花洸暉
「トマトくんとトマト太ろうくんのだいぼうけん」

<日本語初級者の部>
★王子HD賞
幕張インターナショナルスクール 5年生・6年生 渡邉一星、Desouza Dominic、金志澔
「森にすむ もうすぐいなくなってしまうかもしれない 動物たち」
★WWF賞
アメリカンスクール・イン・ジャパン 4年生 Myiesha Jain
「たすけてください!」

<佳作>
アメリカンスクールインジャパン 
4年生 リー ソフィー
「どうぶつはぜつめつのききがあります」
4年生 Gabrielle Robinson
「わたしたちはできます!」
4年生 坂川隼斗、髙山孔明、杉本琉
「二人兄妹と謎の声」
4年生 今井絢運
「まほうの森」
6年生 サイム蛍来
「エイトのお話し」

沖縄アミークスインターナショナル小学校 
3年生 泉琶月
「くいなくんと森の事件」
3年生 あしみねまなみ
「森と動物たちをまもろう」
3年生 クバ マヤ
「森と動物たち」
3年生 仲本有利彩
「つかえる木そして木をたいせつにつかおう」
3年生 みやぎめいみ
「動物を大切にしよう」
3年生 木村美空
「森をこわさないため何をする?」
3年生 大鶴岳
「森をまもろう」
3年生 市丸真有
「ユキヒョウと地球おんだんか」
3年生 石原楓生
「森とやせいの動物を大切に!」
2年生 おおうらひろ
「森の入り口」

啓明学園初等学校
2年生 松本萌仁歌
「ぜつめつしてしまうどうぶつたち」

西町インターナショナルスクール 
5年生 ブバラ海
「たっちゃんとウミガメの冒険」
5年生 石原華子メイシー
「森が消えている!」
5年生 片岡暖々香
「森と人間」
5年生 上東季愛
「キングチーター伝説」
5年生 リン ルーカス
「植えろ!」
5年生 神崎友里
「森の世界」

ブリティッシュスクール イン 東京 
3年生 シャート ジョージ、ハーン ユージ、ダニエルズ ウィリアム
「しぜんの森をたいせつにして」
3年生 石井あかり
「どうぶつの家をまもろう」

幕張インターナショナルスクール 
5年生 行本麻里
「未来の森」
5年生 ミラー凛
「リユーズ リデュース リサイクル!」
5年生 藤田朔音
「ぼくと森と女の子」
5年生 森口朝子
「森といたあの日のために」
5年生 平原慧子
「大好きな森の物語」
5年生 古澤英
「小さな努力で、森林が変わる」
5年生 平良嘉浩、飯沢竜也
「自然の守り方...」

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