気候変動が変える夏フェスの未来
2024/10/10
WWFジャパンが、2024年8月に渋谷ヒカリエで開催した「夏の風物 “止”」展。地球温暖化の影響を受けて姿を変えてしまうかもしれない夏の風物詩の展示の一つに、夏フェスがありました。なんと、それが早くも現実になってきました。
先日、日本最大の夏フェス ロック・イン・ジャパンが近年の猛暑による熱中症対応の難しさによって8月での開催を続けることは困難と判断し、時期を変えるとコメントしたのです。
学生時代から、ロッキン、サマソニ、フジロック等の夏フェスに参加してきました。野外で聞く音楽は、最高で、前列の観客の渦に巻き込まれながら、時には芝生の上で、様々なアーティストの曲を聴いてきました。
コロナ禍によって、中止や開催場所を変更するなどの様々な苦難を乗り越えてきたロック・イン・ジャパンは、何十万人を熱狂させるイベントであり、今後も時期を変え、形を変え、続いていくと思います。夏フェスは、秋フェスや春フェスに変わっていくかもしれません。
ですが、私の世代が経験した夏は、このままでは子供達には残せないと感じています。私の子供は、この夏、連日の猛暑で外に出て遊ぶことができなかったなど、他にも変化が及んでいると感じます。部活動も影響が出ていると思います。私が高校生だった20年前の夏休みでさえ、暑さ対策で、早朝に部活を行っていましたが、今はどうなっているのでしょうか。これからの夏を次の世代にどのように、残すことができるのか。
私もバックオフィスから、自然保護活動を支え、次の世代へ楽しい夏を残せるように努力したいと思います。