コロナからのグリーンな回復!世界が集う新たなプラットフォームが誕生
2020/09/09
2020年8月25日、持続可能な社会の実現に向けた、知見や情報を共有する「Platform for Redesign2020」が立ち上げられました。
これは、国連会合の一環として小泉環境大臣が共同議長の一人となり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの回復と、脱炭素化や環境対策を両立させるため設立した世界的なオンラインプラットフォームです。
この「両立」の考え方は、「グリーン・リカバリー」や「ビルド・バック・ベター」と呼ばれ、欧州を中心に広がりを見せています。
https://platform2020redesign.org/
同時に開設されたウェブサイトでは、約70か国の政府が、気候変動対策やその他の環境対策を紹介。
また、注目すべき点として、企業や自治体、NGOなど政府以外の主体「非国家アクター」が寄せたビデオや文章のメッセージも掲載されています。
WWFジャパンがCDPジャパン、自然エネルギー財団と共同事務局を務める、日本の非国家アクターのネットワーク「気候変動イニシアティブ」も、日本の経済回復策を脱炭素化に貢献するよう訴えるメッセージを掲載。
また、WWFインターナショナルからも、気候・エネルギー部門グローバルリーダー マニュエル・プルガル・ビダルがビデオメッセージを寄せ、健康と気候の二つの危機に立ち向かうため、私たちの社会と行動を変える回復策が不可欠だと訴えました。
そして心を打つのは、日本を含む各国からたくさん寄せられた若者からのビデオメッセージ。
コロナ禍でも、大人たちに気候危機を訴える若者の動きは衰えることはありません。
来年11月のCOP26に向けて、このプラットフォームには、各国からさらに情報が集まると期待されています。
日本も深く関与したこの国連の取り組みが、世界の、そして日本自身の脱炭素化に大きく貢献することを切に願います!
(気候・エネルギーグループ 田中)