カタール・ドーハより COP18始まりました


温暖化・エネルギー担当の山岸です。
カタールのドーハに来ています。

毎年末に恒例の、国連の地球温暖化に関する国際会議(COP18)が始まりました。

この会議の会議場は毎年、日本で言うと幕張メッセのような場所や、巨大なホテルを使うのが常ですが、今回の会議場は特に大きい感じがします。実 際、歩き回るだけで疲れる!?

それでも、一歩外に出ると不思議な街で、ホテルとかは先進国顔負けですが、外は「発展途上」国の雰囲気。あちこち工事していて、少しほこりっぽ く、町ゆく人々も一見無愛想に見えるのですが、意外に気さくだったりします。

初日の会議、まずはオープニング・セレモニーが行なわれました。
昨年の南アフリカ・ドーハでのCOP17の議長に続き、今回のCOP18の議長、そして、国連気候変動枠組み条約の条約事務局長が、次々に挨拶の スピーチを行ないました。

いつもと同じような展開ではありましたが、一つ面白かったのは、事務局長が「金曜日にちゃんと終わることで、歴史に名を刻もう」(いつも話がまと まりきらずに、会議が延長になるのが常なので)と、冗談とも本気とも言える口調で言っていたことでしょうか。

予定終了日の12月7日まで、進展ある会議になることを期待したいと思います。

 

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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