ドイツ・ボンでの国際会議場より
2014/06/10
国連の気候変動に関する会議に参加中の小西です。
今回の会議は、6月の緑したたる美しい町、ドイツのボン。
6月の会議は毎年ボンでの開催が通例となっており、もう10年近く毎年来ています。
会議場もホテルもレストランもすべておなじみ。かかりつけ医までいる始末です...
出張中でもすぐに扁桃腺をはらす私は、現地の医者にお世話になることがたびたびあるのですが、今回もこのボンで、いつもと同じお医者様にかかる羽目になりました。
高熱まで出てしまい、何とか会議場へ這い出たのが6月9日から。でも会う人みんなに言われたのが、「まったく会議は進んでいないも同然だから、大丈夫よ」。よもやと思いつつ出てみると、確かにその通り...
でも私が這い出た5日目からはようやく特別作業部会で、注目される温室効果ガス削減の議論が始まり、各国政府がけんけんがくがく、火花を散らし始めました。
2020年以降は、途上国を含む、すべての国を対象とした温室効果ガスの削減を約束する国際条約が始まることになっているので、各国がいずれも殺気立って削減(もしくは削減につながる行動)の交渉に入っているのです。
この条約に合意するのは2015年の予定。時間がありません。
日本ではまったく議論が進んでいませんが、温暖化は待ったなしで進んでおり、その影響を緩和するための約束の国際交渉はこれから佳境に入っていきます。
緑と花々が咲き乱れる美しい6月のボン。
毎年寒いくらいなのに、今日は最高気温がなんと33度という蒸し暑さで、私たちWWFのスタッフも、うだるような部屋から逃れ、公園で輪になって会議をやりました。
すっかり扁桃腺も直ってきたので、2週目からはまた会議に集中します!
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