https://giveshanejonesthefinger.co.nz/

海洋を守るため市民の声を政府へ(海外事例)


こんにちは、コーポレート・パートナーシップ・グループの西田です。

普段から動物や自然のことを考えていてもどうのようにアクションを起こして良いか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

更に環境保全のために国や自治体へ声をあげていくとなった場合、よりアクションを起こすハードルが高く抵抗感を強く感じる方もいらっしゃると思います。

今回、WWFニュージーランドが行っている市民の声を政権へ届ける取り組みをご紹介します。

ニュージーランドは日本と同様の島国で、海に囲まれ生活の中で多くの恵みを享受しております。

私自身3年間ニュージーランドで生活をしていたことがありますが、ニュージーランドの方はみんな海鮮が大好きで、休日はボートをだして釣りに出かけたり、海の見えるカフェでゆったりとした時間を過ごすことを楽しんでいました。

しかし、現在ニュージーランドでは政府が自国の経済発展を優先しており、2022年に国際目標である「30 by 30」(20230年までに)に取り組むと約束しましたが、現在のところ海洋領域の1%未満しか保護が進んでいません。

そこでWWFニュージーランドは海の恵みを理解している市民の声を政府へ届ける活動を展開しています。

https://giveshanejonesthefinger.co.nz/

海洋が守られないままでは将来フィッシュフライでさえ高価な食べ物となってしまうというメッセージを込めて、フィッシュフライのアニメーション画像を作成し、市民がこの画像を政府に直接メールで発信することで海洋保全の取組みを促しています。

この活動は取組み開始から1か月で6,000人以上の市民の声を政府へ届けることに成功しています。

WWFジャパンでも同様に高い脱炭素目標を広島県に求めるキャンペーンを実施しており、皆様へ取り組みへの賛同(アクション)を募っています。

https://www.wwf.or.jp/press/5674.html

1人1人が自らアクションを生み出すことは難しいこともありますが、まずは環境問題へ関心をもっていただき、身近なところから環境保全への第1歩を踏み出していただけたらと思います。

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マーケティング室(コーポレートパートナーシップ)
西田 旋律

学士(農学部森林科学)大学卒業後、製紙会社へ就職。在職中海外の子会社に出向し、原料となる木材チップの製造、森林認証取得、会社運営に携わる。帰国後、流通業界へ営業として飛び込み、紙・包材・什器・食品などの調達、物流構築、販売に従事。営業を通じて環境貢献したい想いから、認証機関へ転職。森林認証の営業・審査員を兼務し、国内森林認証の拡大に貢献。 その後、森林保全だけでなく、包括的に環境保全に取組む必要性を感じ2024年にWWFへ入局。法人担当して活動。

持続可能な世界を実現するには、環境・社会・経済のバランスが重要です。これまで経済と社会を優先した結果、昨今では環境問題を起因とした経済・社会への影響が深刻化してきています。企業の皆様と共に環境保全に取組むことで、持続可能な世界を実現し次世代へ繋いでいきたいと思います。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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