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石垣島の冬の名物!ムーチーとは!?


鮮やかな黄色、優しい紫色、そして真っ白なお餅。並ぶとまた、さらにきれいに見えます。

これは、石垣島を含む沖縄に伝わる「ムーチー」と呼ばれるお餅。
黄色はカボチャ、紫は紅芋の色で、彩りはいずれも自然のものです。

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色とりどりのムーチー(鬼餅)味はほんのり甘く優しい味です。カラフルですが全部自然の色。

また、包んでいる葉も月桃(ゲットウ)という、これまた石垣島や沖縄ならではの植物。

このゲットウ、陸からサンゴ礁に赤土が流れ込むのを防ぐため、白保でも畑の周りなどに植えられていますので、実はサンゴ礁を守ることにも一役買ってくれています。

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ムーチーの日はたくさんのムーチーがお店に並びます。しかも翌日のお店には一つも残っていません。

また、包んでいる葉も月桃(ゲットウ)という、これまた石垣島や沖縄ならではの植物。

このゲットウ、陸からサンゴ礁に赤土が流れ込むのを防ぐため、白保でも畑の周りなどに植えられていますので、実はサンゴ礁を守ることにも一役買ってくれています。

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ムーチーを包む月桃の葉。甘くスパイシーな匂いが特徴です。虫よけにしたり、畑に植えて赤土流出を防いだり、沖縄では古くから親しまれています。

昔から沖縄では、旧暦の12月8日は「ムーチーの日」とされていて、仏壇にお供えし、家族で食べて健康を祈願したり厄払いをします。初めて赤ちゃんとムーチーの日を迎える家は、「初ムーチー」といって、親戚や近所に配る風習があるそうです。

また、ムーチーの日の時期(旧暦の12月8日)を過ぎた頃から沖縄では寒さが厳しくなり、ムーチービーサーと言います。色も、包装もみんな自然の恵みでつくられた、このムーチー。

美味しいのはもちろん、今、大きな問題として注目されているプラスチックごみもこれなら大丈夫!?

沖縄の石垣島にある私たちの「しらほサンゴ村」では、毎週日曜日、地元の物産が並ぶ「白保日曜市」が開催されていますが、ムーチーの日には、地元の方が心を込めて作ったこのムーチーが並んでいます。

今年も早速いただこうと、「おいくらですか?」と聞いたら、まだ決めてない、とのお返事。「120円?」と聞いてみたら、「いやー100円でいいよー!」だって。笑
皆さまも機会がありましたら是非、ご賞味ください。(WWFサンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」 杉山)

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション)
杉山 遥

学士(教育学)。卒業後、環境省対馬自然保護官事務所に勤務。その後JICAの青年海外協力隊としてアフリカのマラウイにて2年従事。知床、飛騨、デンマークを経て、2017年にWWF入局、石垣島のサンゴ礁保護研究センターで勤務。2021年よりコンサベーションコミュニケーショングループとして主に自然保護活動の広報を担当。

小学生の頃から目標にしていた環境保全の仕事。一筋縄ではいかないこの仕事の面倒くささと楽しさに魅せられて、気づけば10年以上がたっていました。自然や生き物、それを守るために奮闘する人たちに敬意を払い、その息遣いをお伝えしていきます。

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