パリで世界は一つになる!「COP21」が開幕しました(動画あり)
2015/12/01
フランスのパリより、温暖化担当の小西です。
COP21の開幕を迎えた11月30日の朝、会場には、各国の首脳を乗せた車が続々と到着し、ひとりひとりがオランド大統領とフィゲレス事務局長に迎えられ、会場に入りました。
パリ会議は、COP史上初めて、150か国の首脳が参加した首脳級会合で幕開けしました。
そしてその中で、各国の首脳たちは、地球温暖化問題の重要性と緊急性、また自国がその対応にどれほど貢献する熱意を持っているかを、競うように訴えました。
演説はいずれも、パリ会議が京都会議以来の、最も重要な国連気候変動会議であること、その成功が、世界共通の願いであることを、何よりも明らかに物語っていました。
議長国フランスのオランド大統領は「テロとの闘いと地球温暖化との闘いは人類にとって2つの大きな挑戦であり、この地球を破壊から救わなければならない」と、COP21を成功に導く強い意志を明示。
150カ国の一として登壇した日本の安倍首相も、「テロに屈さずにCOP21開催を実現したフランスの皆さまに敬意と連帯の意を表します」と、スピーチの中で述べました。
世界の目は今も、2週間前に起きた悲劇のため、悲しみとともにパリに注がれています。
開催さえ危ぶまれたCOP21。しかし今、会議は開幕を迎え、今度は大きな希望と共に、さらなる注目を集めています。
フィゲレス事務局長は言いました「パリは、世界がふたたび団結する場所になる」。
明日からは、南北の対立を乗り越え、団結の意志を「パリ合意」という成果に結びつけるための交渉が始まります。
すでに、世界の市民と、ここに集まった首脳たちは、この会議の成功を求める確かな意志を示しました。
COP21は、気候変動のない未来と、新しいエネルギー社会をめざす、歴史の始点になれるのか。その行方を問う12日間のスタートです!
関連情報
関連動画
COP21では、どんなことが注目されているの? という方は、ぜひこちらの動画をご覧ください!