カンクンより「Love Kyoto!」
2010/12/05
温暖化防止会議COP16が開かれているメキシコのカンクンより、温暖化担当の小西です。
会議の初日、日本政府は「日本は京都議定書の第2約束期間に削減目標を持つことは、どんな状況でも絶対にない」と強く発言し、京都の存続を危うくしてしまいました。
これを受け、国際NGOはいっせいに抗議のコメントを発表。
12月2日には、WWFやオックスファムなどの国際NGOが、そろって「Love Kyoto」のスタントを行いました。これは日本と京都議定書の関係を、13年間の結婚生活にたとえ、日本が京都を「無残に捨てたりせず、愛し続けて!」と訴えるものです。
会場には、2メートル大のピンクのハートと、浴衣姿の日本人学生を含む30人が登場。声をそろえて訴えました。
会場を行きかう交渉団も、途上国を中心に積極的に参加。多くのメディアの注目を集め、テレビカメラやペンを手にしたジャーナリストが、英語やスペイン語で熱心に取材していました。
私も7つのテレビ局、10以上の新聞の取材を受けましたが、スペイン語のインタビューは本当に難しい!通訳してくれるWWFメキシコのスタッフも、わからない点を何度も聞き直しながらの対応となりました。
ちゃんと伝わったかどうか、やや不安もありますが、こうした私たちのメッセージが日本政府に届き、会議を前向きに進めてくれることを願っています!