「COP16」真の評価は? カンクン会議報告会の記事を掲載しました
2011/01/22
温暖化担当の山岸です。
メキシコ・カンクンでの国連気候変動会議(COP16・COP/MOP6)が終わって約1カ月。 日本国内でも、色々な場所で今回の会議について評価が行なわれています。
でも、NGOという立場で、現場まで行って参加していた者としては、どうしても違和感のある意見が多くあります。
いわく、「カンクン会議では次期枠組みは合意できなかった」。
→ それはそうだけど、でも今回、そこまでもともと期待してなかったじゃない?
むしろ、今回できたカンクン合意の中身は期待以上だった!
いわく、「日本の主張は当初批判をされたが、一定の理解をされ、受け入れられた」。
→ 本当にごく一部の先進国以外、「受け入れた」国なんていなかったけどな?
...色々なものの見方の違いはあって当然だと思いますが、問題は、こうした評価が「これからの日本の国際交渉での方針や、国内での取り組みに繋がっていくこと」です。
カンクンでできた合意は、世界が低炭素化への潮流を推し進めることを再確認した証。
その会議が、本当はどんな意味を持っていたのか。私たちの視点からお伝えしようと、WWFも含めた日本のNGO合同で報告会を1月13日に開催しました。
そして今回、その報告会の内容を、サイトに記事として掲載しました。
ぜひ、読んでみて下さい。