オリンピック・パラリンピック「持続可能な水産物」で お・も・て・な・し
2014/02/19
水産担当の植松です。
ロシアのソチで行なわれているオリンピック。
寝不足になりながらも、注目の競技をご覧になっている方、いらっしゃるかと思います。
このオリンピック・パラリンピックは近年、さまざまな側面から、環境配慮をとても徹底するようになってきました。
そこで活躍しているものの一つが、MSCとASCの認証を受けたシーフードです。
MSCは天然水産物、ASCは養殖水産物。
それぞれ国際的に認められた認証で、私たちWWFも「持続可能な漁業」を推進するため、その普及をめざしています。
実は、2年前のロンドン・オリンピックの会場のレストランで出された魚や貝は、すべて、このMSCとASCの認証を受けたシーフードでした。
また、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック組織委員会により、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでも、供給されるすべての水産物を、MSC、ASCの認証を受けたものとする、と発表されています。
しかも、開催国ブラジルは国として、2016年までに持続可能な漁業を推進し、オリンピックにできるだけ自国の持続可能な水産物を提供する、という方針まで打ち出しました。
2020年には、東京でもオリンピック・パラリンピックが開催されますが、こうした環境配慮の側面からも、世界から注目を集めることになるでしょう。
東京オリンピック・パラリンピック開催まであと6年。
ですが、現在までにMSC・ASC認証を得た日本の水産物はわずか3つです。
これをもっと増やして、すばらしい国産の持続可能な水産物で、世界の方々を「お・も・て・な・し」できたら素晴らしいですね。▼関連リンク▼