5月22日は「国際生物多様性の日」!未来につながる買い物をしよう
2017/05/21
森林や海の自然破壊、また地球温暖化などで、急速に失われつつある生物多様性について考える、国連が定めた日です。
その日を挟む5月20日頃~30日に、東京の上野動物園がWWFの推奨するエコラベルを掲示するとお知らせをくださいました。
WWFが普及に取り組むエコラベルは、自然環境やそこに生きる生きものたち、また地域社会に配慮し、持続可能な方法で生産された商品であることを認証する印。
どのラベルも、国際的な基準の下、生産、加工、流通の各過程で厳しい審査に合格した製品にだけ付けられています。
どうして、このような仕組みが必要なのでしょうか?
それは、原材料の生産過程で自然を壊して作られた製品を、皆さんも知らないうちに買ってしまっているからです。
私たちが保全活動をしているインドネシア・スマトラ島を例にとると、コピー用紙などの紙、また加工食品や日用品に幅広く使用されるパーム油を生産するため、豊かな生物多様性を誇る熱帯林が、今も失われ続けています。
そして生息地の減少により、スマトラトラをはじめ、多くの野生動物が絶滅の危機に瀕しているのです。