自然エネルギーは、原発はどうなる?「意見聴取会」が始まります


温暖化チームの下元です。
先月末、日本のエネルギーの未来を決める、3つの「選択肢」が発表されました。

将来にわたる、エネルギーと原発の在り方を決める、この大事な「選択肢」について、政府は「国民的議論」にかける、と久しく約束してきました。

でも、その「約束」はどこで、どのように果たされるのか? 長い間、謎だったのですが、最近になって政府は、「選択肢」に対する国民の意見を直接聞く場を設けることを発表しました。

全国11カ所での「意見聴取会」を開催するのです。

これが、公式のウェブサイト上で公開されたのは、つい先週のことでした。そして、最初にこの意見聴取会が開かれるのは、次の3カ所です。

■埼玉県さいたま市   7月14日(土)
■宮城県仙台市   7月15日(日)
■愛知県名古屋市   7月16日(月・祝)

なんと、もう今週末に迫っています!(開催時間未定) しかも!この参加の応募〆切が、7月11日(水)17時という、日程になっています。

国民が意見を述べるもう一つの機会である、パブリックコメントの〆切も、7月末日で、実に1カ月間もありません。

本気で意見を聞く気があるの?と、疑問を感じないではいられませんが、とにかくこの機会を活かさない手はありません。

まずは、宮城県と東北の皆さん、埼玉県と首都圏在住の皆さん、上記の情報にご注意ください。
「国民的議論」ぜひ盛り上げてゆきましょう!

 

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自然保護室(気候・エネルギーグループ)
下元 清香

小学生の頃、図書館で地球環境問題の大きな本を手に取り、人口爆発の絵にショックを受けて以来、環境問題に細々と関心を持ち続けてきました。難しくなりがちな気候変動とエネルギーの問題を、多くの人にわかりやすく伝えたいと思っています。

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