アースアワー 今晩です!


広報の三間です。
今日、午後8時30分からの1時間は、地球のこと、未来のことを、世界の人たちと一緒に考える「アースアワー」です。

すでに、南太平洋のサモアでは、午後8時半から1時間が経ち、アースアワーが終了。現在、ニュージーランドがアースアワーを迎えています。次は、アースアワー発祥の地、オーストラリア。こうして順ぐりに、8時半からのアースアワーを世界の国々がめぐり、地球を一周して終わるわけです。

日本のアースアワーも刻々と近づいてきました。
すでに、東京でのイベント会場である東京タワーでは、参加者の皆さんが、自転車をこいで明かりを生み出す「ミラーボール」を使った催しが始まっています。

夜の8時30分~9時30分、消灯した東京タワーのもとで、皆さんの力によるこのミラーボールが、どんな輝きを見せてくれるのか。今から楽しみです。

こうした催しや、モニュメントの消灯は、世界中で行なわれる予定です。
が、アースアワーは本来、決して大きなイベントではありません。一人ひとりが、電気を消し、キャンドルを燈してみて、60分間、普段はちょっと考えないことに、思いをいたしてみる、というだけのイベントです。

でも、そこには思いがけない発見や、日ごろ忘れている感謝に、気付くきっかけがあったりします。アースアワーが、そうした気持ちを、世界の人たちと共有していただく、そんな1時間にできれば、と思います。

facebookのページも作成しましたので、ぜひご感想やコメントを添えてキャンドルの写真などを投稿してみてください。

アースアワーは、本日3月23日、午後8時30分から9時30分までです。日本では、最初の1分間を、例年にならい被災地への祈りに捧げたいと思います。
ぜひご参加ください。

●Twitter、アースアワー ハッシュタグ #EarthHour

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自然保護室(コンサベーションコミュニケーション グループ長)
三間 淳吉

学士(芸術学)。事務局でのボランティアを経て、1997年から広報スタッフとして活動に参加。国内外の環境問題と、保全活動の動向・変遷を追いつつ、各種出版物、ウェブサイト、SNSなどの編集や制作、運用管理を担当。これまで100種以上の世界の絶滅危惧種について記事を執筆。「人と自然のかかわり方」の探求は、ライフワークの一つ。

虫や鳥、魚たちの姿を追って45年。生きものの魅力に触れたことがきっかけで、気が付けばこの30年は、環境問題を追いかけていました。自然を壊すのは人。守ろうとするのも人。生きものたちの生きざまに学びながら、謙虚な気持ちで自然を未来に引き継いでいきたいと願っています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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