地球温暖化防止をめざして!自ら学ぶ若者たち


開催場所の近くにある鳴門といえばこの海です!

こんにちは! 温暖化・エネルギー担当の市川です。

最近は、国際的な社会問題や、環境問題などにも、高い関心を持って知見を深めようと頑張っている学生さんも、たくさんいらっしゃいます。

そんな学生の皆さんに先日、お会いする機会がありました。

私たちが地域主体の自然エネルギー・プロジェクトでお世話になっている徳島県です。

徳島では、温暖化問題を自ら学び、その上で問題を広く一般の人に伝えていける学生を、『徳島県学生地球温暖化防止活動推進員』として認定する制度があります。

当日のワークショップの様子

先日、そのメンバーの皆さんに向けた、地球温暖化に関するセミナーで、講演をさせていただきました。

ご参加くださったのは、徳島大学や徳島文理大学、鳴門市教育大学、阿波高専などなど、多彩な専門分野で研鑽を積まれている数十名の学生の皆さん。

講演は、私からお話した温暖化防止をめぐる国際交渉に始まり、環境省や県の職員による国や県の取組み紹介と続きました。

さらにワーキンググループでのディスカッションも行なって、解決策を話し合うなど、盛り沢山な内容でした。

気候をまもるパリへの行進!アースパレード2015

また最後には、今年12月にフランスのパリで開催される国連の気候変動会議(COP21)に向けて、学生でも取り組みやすい事はないか、という話題も。関連イベントへの参加も今後、積極的に検討される模様です!

ご自分の専門分野ではない、しかも温暖化というなかなかに理解の難しいテーマにもかかわらず、こうした場に自発的に参加して、勉強する若者の姿!本当に頼もしい限りでした。

なお、COP21に向けたイベントについては、11月28日(東京)、29日(京都)で、市民による大規模なパレードが予定されています。

ご関心をお持ちの方は、ぜひご参加いただければと思います!

イベント情報

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自然保護室(気候・エネルギー)
市川 大悟

学士(農学)
準学士(機械工学)
高等専門学校で機械工学を専攻後、大学で環境学を修了。卒業後は工学分野の知識を活かし、環境分野とも関わりの深いエネルギー分野のエンジニアを経て、2012年にWWF入局。以降、再生可能エネルギーのプロジェクト担当者として活動。

子どもの頃にどっぷり遊び漬かった田舎の原風景。その自然をこれからも残したいと考えてWWFに。元は畑違いのエンジニアですが、逆に培った工学の経験と環境の知識を糧に、エネルギー面から環境問題の解決に貢献したいと考えています。主な活動は、地域での再生可能エネルギーの導入を手助けすること。モデルプロジェクトの組成や、合意形成の援助、国の制度を変えるための政策提言などを行っています。
人と自然が共存できる社会を、皆さんにお見せできるよう、これからも頑張っていきます!

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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