一人で見る夢は夢でしかないけれど
2016/12/15
先日、インドネシアで開かれたWWFスタッフの研修に参加してきました。
アジア太平洋地域にあるWWFの7つの事務局から19名のスタッフが集まったこの研修のテーマは、人とチームの育成。
より良い対人関係の築き方や、チームを成長させ、力を高めるための道筋などを、討議や協議、演習などを通じて学びました。
「世界の自然や野生生物を守るWWF」などというと、一体どんな人たちが、どんな仕事をしているのだろう?! と思われるかもしれません。
ですが実際には、普通にある多くの職場にも共通した、課題解決や、仕事の仕方を通じて、活動をしています。
その中では、リーダーとしてプロジェクト・チームを引っ張るリーダーシップや、外部との交渉、活動を効率的に進めるためのノウハウなどが、とても大切です。
特にWWFの場合、世界各地に事務所がありますので、そうしたスタッフ同士が、文化や言語の違いを越えて心を合わせ、コミュニケーションをとっていかねばなりません。
持続可能な社会を実現し、野生生物とその生息環境を守る、という「夢」。それを、世界の仲間たちと共に実現させる。
とても難しいことですが、その夢を私たち自身がしっかりと育て、たくさんの人たちにも共感、理解していただけるように努力し、未来を変える行動につなげていかなくてはいけません。
A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality.(一人で見る夢は夢でしかないけれど、皆で見る夢は現実になる)
そんなジョン・レノンの言葉を思い出したこの研修。
来年は東京で実施する予定です。
ひとつの「夢」の実現に向けて、共に歩んでいく心強い世界の仲間たちとの出会いと再会を、今から楽しみにしています。(企画管理室 安村)