「海のエコラベル」MSCを車内で発見!


先日、通勤の途中、東京を走る京急本線の中で、こんな広告を見つけました。

「海のエコラベル」MSCラベルの広告です。

MSCは、私たちが海の自然を守る手立ての一つとして推進している「持続可能な漁業」を認証する国際的な認証制度。

魚介類などの資源の乱獲や、ウミガメなど他の野生動物の混獲(誤って漁網にかかってしまうこと)を防いで行なわれる漁業を認証するものです。

広告を出していたのは、ホタテ漁業でこの国際認証を取得している北海道漁連で、この電車の車内全体が、MSCと美味しそうなホタテのイメージで埋め尽くされていました!

当初、WWFも協力して実現したMSCの設立から20年。

まだ決して多くはありませんが、今では日本の国内でも確実に「海の自然に配慮した漁業」が広がり、認証されたシーフードが、こうして手に取れるようになりました。

一般の消費者が、MSCの製品を選ぶことで、海の保全に貢献できる仕組みが、着実にできつつある、ということ。
これは、本当に大きな変化です。

2020年が近づき、社会的な関心も高まっていく中、MSCのような「世界の認めるエコラベル」が、もっとたくさんの方に知られ、選ばれるようにしてゆきたい!と思います。

北海道のMSC認証ホタテ

皆さんもぜひ、お店などでこのMSCラベルのついたシーフードを見つけたら、お手に取ってみてくださいね。

それを「選ぶ」ことが、世界の海を守る小さな一歩になります。(サポーター事業室 小坂)

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マーケティング室(コーポレートパートナーシップ)
小坂 恵

法人からの寄付や募金などによる資金調達を担当。

野生生物を学ぶたび人類の弱さを実感。人は、ちっぽけな存在なのに自らを特別扱いしてきたから、他の生き物に影響を及ぼしたり、環境問題を引き起こしたりしたのかも知れない。そう考え始めた頃にこの仕事に出会いました。地球の生き物として、少しでも自分の役割を果たすため、毎日悩んで、チャレンジし続けています。

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