横浜市長、林文子さんの新刊『ちょっとした'気配り'で仕事も人間関係もラクになる!』を読みました!
2015/07/13
私は横浜在住なのですが、地元にすばらしい憧れの方がいらっしゃいます。
女性が働くことが厳しかった時代から、凄腕の営業ウーマンとして活躍し、売上No.1の支店長に、会社の社長に、そして今や横浜市長となった林文子さんです。
その林市長がこの6月、新しい本を出版されました。
これまでのキャリアの中で実践し、道を切り拓いて来られたカギはどこにあったかを、ご自身の言葉で存分に語られた一冊です。
拝読した私にとって一番の発見だったのは、今の林文子さんがあるのは、人とのつながりを大切にする「気配り」を最大限に行なってきたおかげ、ということ。決して、特別な才能で、特別な手法をとってきたからではなかった(!)ということでした。
林市長は言います「人生の喜びや幸運は、すべて「人」が運んできてくれるもの」。そんな相手を大切に思う「気配り」こそが、今までの人生を支えてくれたカギだということです。
もちろん市長になられても、そのお気持ちは変わることなく、横浜市の職員に挨拶や笑顔、身だしなみまで伝授されているそう。市民としては、感じがよい市役所は大歓迎です!
また、この本は、社会で活躍する女性たちを、とても勇気づけてくれるものでもあります。
世の中の女性たちが、自分たちの得意とする「気配り」で、ビジネスを成功させることができるとしたら?これ素晴らしいと思いませんか!?
日本はOECD諸国の中でも管理職にある女性が少なく、国もそれを重要な問題としていますが、仕事の現場にはまだまだ理不尽な課題が多くあります。
ですが、林市長はこうも言われます「理不尽な上司はむしろありがたい」。
ご自身の経験から語られるこの言葉は、理不尽な境遇も、反面教師として学ぶ場と受け止めましょう、という心強いメッセージです。
最後に私が一番共鳴した言葉をご紹介します「笑顔は最大の気配りなのです」!
ぜひご一読ください!(自然保護室:小西)